2011年度の鉄道友の会「ローレル賞」のヘッドマークを掲げた東京地下鉄16000系☆
今日のブログは、東京地下鉄16000系について記します。
16000系は、千代田線で活躍する東京地下鉄6000系の後継車として、川崎重工業で製造されました。
その後、2010(平成22)年11月4日から同路線にて営業運転を開始しました。
(東京地下鉄6000系☆)
6000系は、21世紀まで走り続ける電車というキャッチフレーズが付けられています。
1968年(昭和43年)の6000系開発当時の製造コンセプトが、耐用年数40年以上であることからです。
このコンセプトを守りながら、活躍し続ける姿に胸を打たれます。
このコンセプトを守りながら、活躍し続ける姿に胸を打たれます。
当時の開発者さん達の努力と、「21世紀まで走り続ける電車」というキャッチフレーズが、現実となっています。
さて、話を戻します。16000系は、すでに副都心線などに導入されている東京地下鉄10000系と姿が似ており、環境配慮型をコンセプトに設計されています。そしてさらに、千代田線車両が走行する特有区間(駅間が短い事や曲線が多い事)などから、よりいっそう厳しい条件で安全性と快適性を高めています。
(東京地下鉄10000系☆)
16000系から、永久磁石同期電動機(レア・アースマグネットと呼ばれる永久磁石を使用することにより、従来のモーターよりも、エネルギー効率が高いモーター)を本格導入した事により、10000系よりもさらに10%、消費電力を抑える事ができるようになりました。
このような事例から、技術的にも高い評価を受け、2011年度の鉄道友の会「ローレル賞」を受賞しています。
今から約40年前の1972(昭和47)年、先輩である6000系もローレル賞を受賞しており、省エネや環境配慮追求に対する意思は、今でもきちんと受け継がれている事がわかります。
帝都高速度交通営団(営団地下鉄)が、東京地下鉄(東京メトロ)になって初めて、鉄道友の会ローレル賞を受賞した車両。千代田線は素晴らしいですね☆。
そして、京成の新AE形のブルーリボン賞、この16000系、見事にブルーリボン賞、ローレル賞の2冠を達成している両車両は、偶然にも葛飾区を走っています。
現在の16000系の導入計画は16本。先輩の6000系と共に、今後の活躍が期待されています。
本年度中に、10両編成9本が導入されます。
車体の側面にも、ローレル賞のステッカーが貼ってあります☆
車体の側面にも、ローレル賞のステッカーが貼ってあります☆