11月11日に更新しました「鉄道技術展2010☆」ブログのつづきです。


交通新聞社新書『進化する路面電車 』の取材で大変お世話になりました 近畿車輛株式会社 のブースにもまいりました。

 

車両事業本部 事業企画室 南井(みない)主幹技師を訪ねました。
南井さんは『進化する路面電車』の取材で、U3プロジェクト・JTRAMの誕生や歩み、超低床電車についてなど、たくさんのお話をご教示いただきました。

 素晴らしい技術士であり、とてもユーモアのある優しいお方です。


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可愛い電車のイラストが入った近畿車輛のグッズ、携帯ネックストラップをいただきました。

 ありがとうございました。


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さて、近畿車輌が独自に開発した100%低床・リチウムイオンバッテリーの架線レスハイブリッドLRV・LFX-300の写真を撮影させていただきました。スタイリッシュで優しい印象の素敵な車両です。

 
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充電式のリチウムイオン電池を搭載したLRVLFX-300は、架線なしで走行することができる、とても魅力的で経済的な車両です。(最高速度は80km/h)


 100%超低床車両のため、床面の高さが低く、地上からの乗降が簡単であり、なおかつ車椅子での車内移動にも配慮が施され、通路幅を広くしているため、人に優しい電車。

 そして、最大の特徴として、屋上のパンタグラフによる集電、または車載リチウムイオン蓄電池による走行が可能な次世代型LRVとなっています。

 架線がない場所でも、平地では、10キロ程度の走行が可能とのこと。送電による電力を使わないことはもとより回生ブレーキによって生み出された電力を蓄電することも可能です。


都心部の観光名所や交差点を架線レスで走行することができ、架線設置コストなど建設費の低減が計れるため、より一層の省エネが図れます。


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当面は米国の都市への導入を目指しているようです。
 米国でのLRTは市街地では路面電車として、郊外では専用軌道を走る電車として、1980年代頃から急激に導入が進んでいます。日本の路面電車と鉄道の両方の機能を合わせたような形で運行されています。


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他にも数種類(国産初の100%超低床LRV広島電鉄5100形Green Mover maxなど)のLRTの模型が展示されていました。世界各地を走る近畿車輛の車両パネル展示も行われていました。



その他のブースでも、大変興味深い展示が沢山行われておりました。

 オムロン株式会社 では、新型自動改札機や券売機、駅構内監視システムなどを、実際に連動させて、最先端センシング技術を利用した駅づくりや無線、画像技術を活用した駅運営将来像の提案などを提示していました。


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オムロンのグッズをいただきました。ハンカチもボールペン(4色)も綺麗な色合いでお気に入りです。ありがとうございました。



ほかにもさまざまなブースを訪問させていただきました。事情により写真撮影などが出来なかったため、ブログでは掲載はいたしませんが大変勉強になることばかりでした



最後になりますが『鉄道技術展2010』では、鉄道の技術に関するさまざまな(鉄道関連機材やシステムなど)技術が取り扱われておりました。

 鉄道のレール(軌道)や架線、構造物。そして、鉄道車両の構造や材料。更に車両の運行を制御している制御技術の部分など。

最新鋭の技術が出展され、非常に刺激を受ける展示会だったと感じました。


 世界的に鉄道が注目されるなか、 我が国初の鉄道技術専門展示会は、海外からの来場者も多く大盛況でした。

 鉄道サービスに、IT技術の融合など、工学の進歩に加速度がついていることも理解しました。

また開催される場合は、ぜひ訪れたいと思います。