碓氷峠鉄道文化むら 、碓氷峠での取材日記のつづきです。
詳細は、6月18日発売、学研 「JR東日本全線【決定版】鉄道地図帳⑦高崎支社管内編」で私が執筆させていただきました記事を宜しかったらご覧くださいませ。ブログでは簡単にリポートさせていただきます。
さて、最後は碓氷峠の取材です。碓氷峠は、群馬県安中市松井田町と長野県北佐久郡軽井沢町との境に所在する日本の峠で標高は約960m。
横川駅から碓氷第3橋梁・通称めがね橋までは、遊歩道として整備されており「アプトの道」と呼ばれています。
片道約4.7kmで往復約10kmの区間です。
取材当日の16日は夏日になったため、往復約10kmの経路を汗だくになりながらひたすら歩きました。
アプトの道を歩き出してすぐに、アプト式時代のラックレールを再利用した排水溝のふたがあります。
碓氷峠鉄道文化むらの園内を眺めながら歩きました。国鉄時代の多くの名車を見ることが出来ました。
横川駅から旧丸山変電所までの約1.7kmは、線路と並行して歩く単調な直線経路です。
国の重要文化財でもある赤レンガづくりの施設旧丸山変電所。歴史を感じる素敵な構造物でした。
碓氷峠鉄道文化むらから峠の湯まではトロッコ列車が走ります。
約20分かけて急勾配の乗車体験が出来ます。私は今回は乗車しませんでした。
横川駅を出て一番最初に出会う橋「霧積川橋梁」
おいしい空気を吸いながら、美しい自然を眺めて歩くのはとても気持ちよかったです。
美しい藤も見れました。
旧丸山変電所を過ぎると道は緩やかにカーブし峠の湯へと続きます。
途中、旧アプト式線路と新線の分岐点を見ることが出来ます。
そして、新線のガードをくぐると峠の湯が見えます。アプトの道の中間地点にある峠の湯では天然の日帰り温泉やレストランで休憩することが出来ます。峠の湯の写真がなくてすみません。
碓氷第2橋梁
碓氷第2トンネルを軽井沢側に潜れば碓氷湖が広がります。
碓氷第三、第四、第五と、トンネルが3つ続き、碓氷第五トンネルを抜けると碓氷第3橋梁、通称めがね橋の上に出ます。
碓氷第3橋梁・通称めがね橋は、1891年に着工し、僅か二年後の1893年に竣工しました。
高さ30mにも達する見事な煉瓦積みのアーチ橋は、他に残されている第二、第四、第五、第六の橋梁とともに国の重要文化財に指定されています。
現在では安中市の主要な観光スポットです。
JR(国鉄)では、日本一の急勾配66.7パーミルを歩いて実感できたことが沢山ありました。
(66.7パーミルとは、1000m進む間に66.7mの高低差が生じること)
往復10kmの経路で、足は豆だらけになりましたが、本当に貴重な素晴らしい体験が出来ました。
学研
の担当者さん、カメラマンさん、碓氷峠鉄道文化むら
の皆さん、旧横川機関区の元機関士佐藤さん、
碓氷峠鉄道文化むら ファンクラブの皆さん、当日お話しできた全ての皆さん、本当にありがとうございました。