何か一つ、「朝のルーティン」をつくる
その日一日に全力を尽くすためには、体調管理が欠かせません。
もちろん、常に体調を良い状態に保つことが望ましいわけですが、誰にでも体調の変化はあります。
そこで、その日の体調を正しく知ることが必要となってきます。
私は毎朝、お経を上げていますが、その「第一声」で、その日の体調がはっきりとわかります。
ハリのある声がスーッと出てくる日は体調良好です。体調が少しすぐれないときは、声のでも悪く、どこかくぐもった感じになるのです。
自分だけが感じる微妙な違いです。しかし、その精度はきわめて高いといえます。
ですから、それがその日一日をどう過ごすのかの指針にもなるのです。
つまり、体調がよい日は少しオーバーワーク気味でも精力的に動きますし、すぐれない日は用心しながらその日を過ごすという塩梅です。
なぜ、お経の第一声で体調がわかるのか。
それは、「毎日、欠かさず、同じことを繰り返している」から。つまりそれが習慣になっているからです。
たとえば、寝ることや、食べることなど、自分が決めた生活の基本を守り、それを継続することで、自分の体調や変化にもすぐに気づくことができるようになるのです。
決めたことをコツコツ持続させるというのは、「ルーティンを持つ」ということでしょう。
寝る時間も、起きる時間もまちまち。朝食もとったり、とらなかったり…。
これでは、体調の変化に気づくわけがありません。