寿司飯と買ってきた刺身で簡単海鮮丼 | しちにんブログのブログ

寿司飯と買ってきた刺身で簡単海鮮丼

タイトルなんてどうでもいいと思ってましたが、過去に遡って記事を探したい時、タイトルで内容が分かるようにしておくととても便利だ、ということにこの年になって気づきました。

 

小学生からやり直した方がいい。

それはともかく。

 

今回は海鮮丼です。

きっかけは……またもYoutube rの動画です。

 

 

 

寿司が食べたい、という発作は私もたびたび起こします。

そのたびに回転寿司屋に行っては発作をおさめてきましたが、昨今の物価高でお高め回転寿司屋の皿の値段がすべて以前の二倍となり、おいそれとは行けなくなってしまいました。

また、やっすいスシロー、はま寿司あたりの回転寿司屋も、微妙に腹持ちがわるい量となり、腹一杯食べると四千円ちかくかかる。

食い過ぎだ、という意見は甘んじて受け止めます。その通りだ。

 

そんな折、この動画が私の蒙を啓いてくれました。

作ればいいんですよ。外食が高いならば。

 

早速作って行きます。

 

まず材料。

お魚部門はこんなもん。

ねぎとろ二つと、サーモンの刺身。

正直、ねぎとろは2つもいらなかった。このねぎとろは某Mスーパーで買い、かなり底上げされておりましたが、それでも酢飯一合で食べるには多すぎました。

 

次に、薬味部門はこちら。

しょうが、しそ、そしてブロッコリースプラウトです。

あ、あとネギときざみのりを忘れた。ネギは小口切りを冷凍していたのを使いました。出すの忘れてた。

 

こいつらはすべてみじん切りにしておきます。

あ、すべて、でもないな。(ブログから遠ざかっているとこういうもっさりしたことになる)

ブロッコリースプラウトだけは、根元から切り離しただけでオッケーです。

 

次に、ネギトロに味付けしておきます。

味付けといっても、ネギをかけて、付属の海鮮丼のタレ(ちょい甘い醤油)と混ぜておく、それだけです。

 

ここまできたところで、飯が炊けました。酢飯を作ります。

私の海鮮丼は、断然酢飯です。酢飯は海鮮をいちばんおいしく食べる土台となります。

 

以前、あじなめろうを作ったとき、これを酢で食べる、というやり方をリュウジさんに教わってやってみたのですが、これがとてもおいしかった。酢と刺身というのはどうやら元来、相性がよいもののようです。

考えてみますに、寿司の起源はもともとなれ鮨(魚を飯といっしょにして発酵させたもの)が発端で、これを簡略化する過程で江戸時代ににぎり寿司が生まれたわけでして、酢飯とはつまりこのなれ鮨の酸味を表現している、ということになります。

つまり、酸味と魚肉という食べ合わせは、日本人のDNAの奥底にインプットされているのですね。

 

酢飯作ります。

酢飯作りは簡単です。

固めに炊いたごはん1合に対し、お酢(米酢使ってます)20cc、砂糖10g、塩3~4g。

大さじ1強、小さじ2、小さじ1弱、といったところでしょうか。

酢は多め、砂糖少し多め、塩少なめの設定です。

 

実は、酢飯における酢、砂糖、塩の割合は、そのお店によってけっこうなばらつきがあります。

といいますのも、酢飯(シャリ)と刺身の比率によって、酢飯の味の強度は変わってしかるべきだからです。

魚が大きいところはシャリの味を強めにして魚の旨みを受け止めるようにし、シャリに比して魚が小さめだとその逆となります。

また、醤油が甘い九州と醤油が辛い東日本では、おのずと酢飯における砂糖の比率も変わってきます。

何回か作ってみて、自分の好みの味を探してみて下さい。自分的には、思ってたより酢は多めの方がおいしいと思いました。

あと、ごはんを炊くとき昆布を一切れいれてもいいかもしれません。

 

上記の合わせ酢を、炊きたてのごはんに合わせて、なに。うちわであおいだりする必要はありません。米粒を潰さないように優しく、切るように混ぜます。ある程度まざったら、酢飯を丼の壁に伸ばすようにします。(写真のとおり)

酢飯が冷めるのを促進するわけですが、実は酢飯はほんの少しあったかい方が海鮮丼はおいしいです。

熱いとダメですが。

なので、ある程度冷めたらまたしゃもじで上下を返し、また丼の壁に伸ばすようにして冷まし、この2回の所作で酢飯はほんのり温かい、ベストな状態になっていると思います。

 

そしたらここに、のりをちらし……。

写真ではごまも散らしてますね。このへんは好みです。

 

次に、みじん切りにした薬味をばらまいておき……。

 

用意した刺身をのっければ、完成です。

 

わさびはてんこもりで欲しいですね。食べているとすぐなくなります。

あ、あと、左のボトルは甘い醤油を入れております。

一番簡単な作り方は、醤油10にうなぎのたれ1の割合で混ぜることですが、うなぎのタレがなければ、醤油10に煮切ったみりん1とほんの少しの砂糖(0.5弱)で代用できます。あんまり甘くても味がうざったくなります。

こういう、ドレッシングボトルにこの甘い醤油を入れておくと、海鮮丼に醤油を適量振りかける、という行為がとてもラクになります。

 

この技は、こちら気まぐれクックより、かねこさんの海鮮丼の作り方から学びました。

 

 

かねこさんは、醤油をかけるのにスポイトを利用されております。

自分の、上記のドレッシングボトルは、口が小さいので醤油が少しずつしか出ず、スポイトと同じ効果が期待できます。

 

味は、最高でした。

ぜひ、どなたかやってみて下さい。ジェネリック寿司としては、最高峰ですよ。

というか、寿司、行かなくなりましたね。

これがうますぎて。

……あー。ウニはね。ウニ食いてぇ。

 

人間の欲望とは、果てしないものです。