お店の裏に可愛いハートの三つ葉が生えていました。カタバミと言うそうです。よく公園に生えているクローバー(シロツメクサ)と似ていますが、こちらは別の種類です。
漢字で書くと片喰、なんだか恐ろしい名前ですが、夕方になると葉が閉じて片方食べられているように見えるので片喰と名づけられました。カタバミもシロツメクサも葉を閉じます、カタバミは外側にシロツメクサは内側に閉じる向きが逆となっています。おそらく日本に入って来た時期がカタバミの方が早かったため同じ性質でもカタバミはこの名前になったのだと思います。ちなみに、シロツメクサは江戸時代にヨーロッパからのガラス製品の緩衝材として箱に詰められていたことからこの名前になったそうです。
見た目は可愛らしいですが、繁殖力が強くガーデニングの大敵です。しかし一度根をはると絶えない強さから肖って家紋によく使われています。
花言葉は「喜び」「輝く心」「母のやさしさ」
調べてみるとまだまだ様々な話がありますが、普段目には留めない野草にもストーリーがあるというのは面白いですね。またこういった山の草木の紹介が出来たらと思います。