自然農薬と天然由来成分の大きな違いは害虫に対しての忌避効果か又は殺虫効果かの違いだと考えている。
自然農薬の代表的な物は害虫忌避効果の有る木酢液や酢。
天然由来成分の代表的な物は殺虫効果の有る蚊取り線香やタバコ。
農薬などまだない時代は殺虫剤としてタバコが使われていた歴史が有るがタバコに含まれるニコチンやタールは人間や動物に対しても有害なので煙ならまだしも水に溶かして使うには濃度が高過ぎて余り宜しくない。
そう成ると昔から殺虫剤として使われている物で専門機関でしっかり検証されており人間や動物に無害だと分かっている物が良い。
要するに蚊取り線香の事。
あくまでも蚊取り線香に含まれる主成分のピレスロイド系剤の検証に成るらしいが人間や動物には無害だと分かっているので安心して使える。
なのでスプレー型の殺虫剤や農薬として売られているピレスロイド系剤が人間や動物に無害かどうかは定かではなく長年使用されている蚊取り線香由来のピレスロイド系剤以外の物が無害かどうかは分からない。
何方にしろ専門機関による検証と人々に長年使用されている物は蚊取り線香くらいしか無いので自然農薬以外の物で殺虫効果が有り尚且つ天然由来の物と成ると蚊取り線香以外にないだろう。
蚊取り線香をどの程度溶かせば既に湧いている害虫に効果が有るのかは未知数だが確実に嫌がるのは明らかなので既に湧いてしまった状態なら木酢液や酢よりは効果的だと思われる。
因みに我が家ではナメクジやアブラムシ、カメムシやコガネムシなど色々と湧くのだが木酢液や酢でカメムシやコガネムシは有る程度忌避出来てもナメクジとアブラムシは中々居なくならないので大き目の虫には効果が有ってもアブラムシなどの小さな虫や昆虫ですら無い貝類の仲間のナメクジには効果が薄いのかも知れない。
最後にどの程度の量を水に溶かすかだが10cm程度用意して細かく折ってからペットボトルなどに入れ水を入れるのが良い。
蚊取り線香は中々水に溶けないので少なくとも半日は置いてから使うのが良い。
所々崩れた粉も出て来るので漉し器や急須用のティーバッグなどで濾してから使うとスプレーボトルが詰まる事もなく使える。
個人的には水を入れた後とスプレーボトルに入れる前に数十回ペットボトルをシャカシャカしてやれば成分も溶け出し易く成るのでお勧めする。
あくまでも経験上の個人的な見解なので試す際は自己責任でお願いする。