本日は、「愛」と「敬」についてのお話です。 

子どもは本能的に愛する心と、

敬する心を持って生まれてきます。
そして、その両方の心の働きの対象を

親に求めるのです。

母親を愛の対象とし、

父親を敬の対象とする、

そんな心を自然と持っているのです。

でも、親が子を愛さなければ、

親に愛を持つことはできない、親が子どもを敬して育てなければ、

親を敬する心を育てることができないのです。 

つまり、子どもに尊敬の心を育てるには、

まずは親が我が子を敬して育てることが大切なのです。

 

しかし、今は子どもは神様からの預かりものという考え方はすっかり忘れられ、
まるで自分の持ち物であるかのように、粗末な言葉を浴びせ育てています。
そのような親のもとでは、尊敬の心を持てるはずがありません。
親子関係をすっかり壊してしまい、

敬の心がない社会を生み出してしまっています。


古いデーターですが、日本の中学生は、アメリカの中学生に比べて、
親を敬う気持ちが少ないことが分かりました。
なぜ、日本では子どもが親を尊敬しないのでしょうか。
それは、親が子どもを尊敬して育てないからです。

皆様の大切な子どもは保護者様から全てを学びます。
自分が尊敬して育てられていなければ、敬いの心を育てることがなく、
親を尊敬するはずがありません。
 

今の日本では、両親を尊敬しなくなっています。
教育に「敬」が失われているからです。

「敬」とは尊重すること。
つまり、敬い重んじることです。
また、「敬」とは一方的なものではありません。
お互いに尊敬しあうことです。

ではどのように、敬を伝えていけば良いのでしょうか。
愛情だけを与えて育てるのではいけません。
親が親として、子がいけないことをしたときには、いけないと
教える存在でなければいけないのです。
それを放棄していたら、子は親を尊敬しません。
同等だと思ってしまいます。
そうしたら、尊敬する心など育ちません。
教師に対する尊敬の心も育ちません。
世間の大人に対する尊敬の心も育ちません。

子どもを一人の人間として、

人格を認めて尊敬することが大切です。

生まれたばかりの子どもは、自然と親に愛情を感じます。
そしてそれと同時に尊敬を感じるものです。
人間は人として生まれてきて、他の人から敬われたい、

重んじられたいと願わない人はいないでしょう。
 

親の一言、一つのしぐさが、

子どもに大きな影響を与えます。

 

家庭の中で[愛]と[敬]の心を取り入れましょう。

 

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