言葉はどのように育つと思いますか。

言葉の育つ過程は、コップに水を入れることに、よくたとえられています。

生まれたとき、お子様のコップは空で、そこに水を注いであげる。

つまり、多くの言葉をかけるということです。

すると、コップの中の水がどんどん増えていき、溢れるくらいの言葉をかけてもらうと、

言葉が自然と口から出るようになります。

つまり、繰り返しかけられた言葉によって、言葉は育つものなのです。

言葉かけの際の注意点は、「~でちゅね」などの赤ちゃん言葉を常に使っていると、

お子様に「さ行」の入力ができなくなります。

その言葉を修正するのに、親も子も苦労するので、

最初から、正しい言葉の入力をするようにしましょう。

また、お子様が言葉の発達が遅いと悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。

お子様の発達には個人差があります。

それは言葉も同じことが言えます。

他のお子様と比べるのでは意味がありません。

お子様を信じて、きちんと入力する、何か言葉を発したら、それをオウム返して、

繰り返してあげることが何よりも大切です。

七田式教育では、幼児期に「基礎概念」の言葉を教えることを提唱しています。

基礎概念とは、人として生活していくにあたって欠くことのできない、

「色・形・大小・数・量・空間認識・比較・順序・時・お金」の10の概念です。

例えば、「青いボールを取って」と言っても、「青」が何なのかわからないと、

どのボールを取ればよいのかわかりません。

色を教えるときは、クレヨンなど、身の回りにあるものを使用し、

「このクレヨンは青い色だよ」などと教えてあげましょう。

これらの概念の言葉がきちんと身につくと、さまざまなことをわかりやすく

表現することができ、親子のコミュニケーションが、よりスムーズになります。

また、お子様が乱暴な言葉を使用したときは、心の話をしましょう。

人を喜ばせることをすると、魂が磨かれますが、人を悲しませたり、

乱暴な言葉を使用し、人を嫌な気持ちにさせると、

魂が濁ってしまって珠はもらえません。

乱暴な言葉使いをするお子様に、「魂が濁ってしまったら、もう珠はもらえないの」

と聞かれたら、「そんなことはないよ。これから反省して、魂を磨くようにしたら、

きれいになるよ」と教えてあげましょう。

すると、「これからは、きれいな言葉を使うようにしよう」と思うようになります。

人を傷つけるような言葉を言ったときは、厳しくたしなめることが必要です。

また、普段保護者様から耳にする言葉は、友だちや兄弟、いとこにも言ったりします。

保護者様も乱暴な言葉を使わないようにぜひ心がけていただけたらと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。