6月の梅雨がどこへやら。
毎日、真夏のような暑さが続いています。
熱射病には気を付けてください。
暦のうえでは、6月は初夏。
この夏を感じる表現、どんなものがあるでしょう。
「暑い!」「陽射しが強い!」と言葉にすることもあれば、
「蝉の声が鳴りひびく」
「かき氷をしゃりしゃり食べる…」
「よく冷えたスイカを食べる」
「浴衣を着て花火を観る」
夏を感じさせる表現も、いろいろあります。
そのいろいろな表現を子どもと一緒に、
「俳句作り」ごっこをして、楽しんでみましょう!
子どもに季節のものや好きなものをあげて、
どんな感じか聞いてみましょう。
たとえば、「かき氷」と子どもが言ったなら、
それはどんな感じ?
のように聞いてみましょう。
「冷たい」「甘い」「美味しい」や
「いちごのピンク」「メロンの緑色」というように、
色にについても出てくると思います。
それこそ子どもはとても自由で、
大人には思いつかないようなことを
話してくれることもあるでしょう。
一言、何か子どもが言ったらほめて、感心してみせると、
つぎつぎと言葉が出てきます。
最初はそれを聞き取りメモして、
組み合わせて、保護者様が五七五にまとめてあげても
いいでしょう。
そのうち要領を得て自分で作れるようになります。
ここでポイントとなるのが「おいしい」「きれい」「楽しい」
という言葉を使わずに、おいしさ、きれいさ、楽しさを
他の言葉に変えて、感じたことが伝わるように
するといい俳句になります。
慣れてきたらお互いに作りっこをして、
感想を言い合うのもいいでしょう。
楽しく作りあうことで自分の表現したものが
相手に伝わる喜びを感じられます。
それが、のちの作文を作ることに、
つながっていきます。
俳句は50句暗唱すれば作れる、
100句暗唱すればよい俳句が作れるといいます。
レッスンでも毎月小林一茶の俳句を5句ずつ暗唱しています。
ぜひ100句暗唱を目指していきましょう。
一茶の俳句には「生きとし生けるものへの愛」
がたくさん詰まっています。
いろいろなものの気持ち、そのものになって感じ取る、
それによって感性がどんどん豊かになります。
俳句作りをして、そのとき、その瞬間の旬な感性を楽しみましょう。
そして子どもの感性を育んでいきましょう。
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