本日は、昨日の続き「子どもの見方6つのポイント」の後半です。

 

➃比較しない


他の子どもや兄弟姉妹と比較はしないようにしましょう。


子どもそれぞれの成長スピード、得手/不得手には個人差があり、

他者と比較しても意味がありません。

そのような差を、それぞれの個性・特性として捉え、

一人一人の長所に目を向けてみてください。

もし比較するのであれば、

「過去の自分」と比較するのがベストです。

「昨日よりもここが上手になってるね」

「この前出来なかったところが出来ているね」

というように、過去のその子比べて成長している事を認めて、

伝えてあげましょう。

 

⑤学力中心で育てない

 

勉強ができる事、学力が良い事は喜ばしい事で

褒められるべき点ではあるが、

学力だけ磨いても、一人の人間としては足りない部分があります。

学力だけを身に付けたのでは、

七田式が目指す「高き能力・強き心・深き人間力」

を持った人物像とは言えないでしょう。

 

➅そのまま100点と見ることを学ぶ

 

前述の通り、

「完全な姿を100点とし、出来なかった部分や苦手な所を

差し引いて(マイナスとして)子どもを見る」

減点方式の教育は望ましくありません。

子どもはそのままの姿で100点であると

私たち七田式教育はお伝えをしています。

朝起きたら+1点、

着替えられたら+1点というように、

加点方式の教育を心掛ける事が大切です。

そして日々の生活と同じように、

カードを集中して見れたら、

俳句や円周率の記憶が出来たら、

心から褒めてあげる。

褒められる事で子どもの自己肯定感は高まり、

やる気や集中力の持続につながります。

これは七田式の取り組みだけでなく、

普段の生活にも同じ事が言えますよね。

子どもの出来ない所を指摘しマイナスを見つけるのではなく、

その子の得意な所・長所に目を向けて、

プラスをたくさん見つける事が上手な子育てのポイントです。

そのままの姿で100点と見る姿勢は、

子どもだけでなく親も成長させてくれることでしょう。

 

また、レッスン中や家庭で取り組む時の合言葉として


「嬉しい」「楽しい」「ありがとう」

 

という3つのキーワードを大切にしてください。

これらは子どものやる気を引き出すだけでなく、

子どもの成長を見守る保護者の幸福感を高める効果があります。

 

このような点に気をつけて、子ども達と接する事が大切です。

 

前回お伝えした3つと今回ご紹介した3つを並べると、

一、短所を見ない

二、今の姿を出来上がった姿とみない、過程とみること

三、完全主義はダメ

四、比較しない

五、学力中心で育てない

六、そのまま100点と見ることを学ぶ

となります。

その頭文字をとって、

「タカカヒガソ」と覚えます。

ぜひ日々の子育ての中に取り入れ、


そして実践してみてください。