子どもがしていることに、
つい、手や口を出してしまうことはありませんか?

危険なことは、すぐに止める必要がありますが、
そうでない場合はぜひとも心掛けてほしいことがあります。


「待つ」
ということです。

時にはまどろっこしく、無意味な行動に思えても、
子どもにはちゃんと理由があるのです。
それは、もしかしたら子ども自身の中でも曖昧で、
不完全な考えかもしれません。

でも、その「理由」こそが

子どもの自我を形成させる、

成長の元となっていくのです。

最初はうまくいかなくても、
この経験は貴重な財産なのです。
それを理解せずに結果だけを求めてしまうと
「考える力」や「想像力」を奪ってしまうことになります。

「待つ」というのは、とても難しいことです。
答えを提示すればすぐに解決することでも、
ぐっとこらえ、見守らなければなりません。
親の忍耐、心の大きさ、強さが必要です。

そして、人を育てる過程で
「待つ」ことは、相手を「信じる」ことでもあります。
子どもを信じ、行動の過程を見守ることができてこそ、
人を育て、自分を育てることにつながります。

その時、子どもを見守ると同時に、
プラスの言葉がけをすることで、
さらに成長を支えることができます。

また、言葉がけをしていくとき、

ちょっとしたコツがあります。

それは、「やまびこ法」というもの。
相手の言葉をそのまま繰り返し、
質問を一つ、つけるという方法です。
そうすると、子どもの考えを理解し、

整理するきっかけになります。

「そう、お外に行きたくないのね。どうして嫌なのかな?!」
探っていくと、子どもは自分の考えを順序だてて
伝えることができるようになります。
親もまた、子どもの理由に沿った対応を
とることができます。


植物を育てる際、芽が出ないからと土を掘り返したり、
過剰に水や肥料をやりすぎると、
芽が出るどころか、成長を遅らせたりしてしまいます。
発芽に必要な環境を整えたら、
「待つ」
ことこそ、成長するための重要な要素なのです。

子育てにおいても同じことです。
「待つ」ことの上手なお父さんお母さんになって、
子どものそれぞれの素晴らしい才能を信じ、

豊かな芽、花がひらいてくるのを待ちましょう。

 

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