先日、小学生の金銭トラブルのニュースがありました。

小学5年生の子どもが、旧紙幣、貨幣などを実際の価値以上の金額で、

友達に売って、金銭の授受をしていたというもの。

人を騙すということも問題ですが、子どもが親の目を盗んで、

実に100万円近いお金を持ち出し、渡していたのです。

 

昨今、お店での支払いに、現金を使う人が少なくなっています。

また、お店自体も現金の扱いをしていないというところも増えてきています。

それこそ、スマフォさえかざせば物が手に入る、

というのを、幼少期から側でみているだけでは、お金の価値観、金銭感覚は、

みにつけることが難しいです。

 

冒頭のニュースが問題視していたことは、別のことかもしれません。

しかし、問題の背景には、金銭感覚の欠如があると思います。

ぜひ、幼少期に金銭感覚を育んであげましょう。

 


私たちの日常生活とお金は、切っても切れない関係です。

子どもの自立には、精神的な自立と、経済的な自立があり、

子どもの頃から少しずつ学んでいく必要があります。

経済的な自立の基礎となるのが金銭感覚です。
子どもには少し早いのでは?と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、
早いうちに身につけることこそ、大切です。
なぜならば、周りにはものや情報が溢れ、
幼少期から欲望が煽られる一方で

親が苦労してお金を得る姿を見る機会は少なくなり、

金銭感覚が育ちにくくなっているからです。

お金について学ぶことで、金銭感覚についてはもちろんのこと、
お金の流れや働くことについても意識させてあげましょう。
小学生になったら、基本的には欲しいものは自分でお金を貯めさせて、
計画を立てて買わせるようにします。

このくらいのものを買ったら、「1000円もあっという間になくなってしまう」
というような体験を小学生の間に積むことが大切です。
お小遣いを与える場合は、何にいくら使ったかを
書き留める約束をしましょう。
お小遣いの使用方法について、最低限のルールを設けることも大切です。
またお金は人間関係においてのトラブルを招く場合もあります。
次のことを約束しておくことをお勧めします。

1,貸さない
2,おごらない
3,自慢しない

また、成長に応じて、お金の貯め方、管理の仕方、

買い物の仕方などを身につけさせ、
年齢により伝えることを明確にしてきましょう。

「低学年」は、お金の数え方を知ること。
貯金箱にお金を貯めてからほしいものを買い、
物を得た時の喜びを感じさせてあげましょう。

「中学年」は、物の選び方、欲しいものと必要なものの違いを知ること。
お小遣帳をつけ、計画的に使うことを学ばせましょう。

「高学年」は、お金の使い方のタイプを知ること。
学校で必要な学用品の管理をさせましょう。

「お金」を親子の会話にするのは良くない気がするかもしれませんが、
それでは日々の生活で何にお金がかかっているのかを、
知ることができません。
電気や水道にもお金を支払っていることを教えてあげましょう。

また、「働いてお金をもらうから、食べ物や着るものが買えるんだよ」と、
働いているからこそ日々の生活が維持できることを自然な感じで伝えてあげましょう。
保護者様が物を大切にする姿を見せる姿勢も、お金を大切にする心に繋がります。

 

幼少期にしっかりとした金銭感覚を育んでいきましょう。

 

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