教育で一番たいせつなことは

わがままな気持ちを抑える意志力をもつこと

人のことを思いやる心を育てること。

 

これが教育の大切なポイントだと、

故七田眞先生はいっていました。

 

自分の行動が自己中心から発していないかと考える、

これが徳の基本となります。

 

『非行少年の火種は3歳ではじまる。』

相部和男さんの著書からです。

 

相部さんは、少年院法務教官として

一万人以上の非行少年の指導、矯正をしてきました。

その体験をとおしてかかれた本です。

 

そのなかには、幼児期に溺愛されたこどもは、

ひとりの例外もなくわがままになると強調されています。

幼児期に、甘やかされたこどもは、

自分の欲望のコントロールをする力がそだたない。

衝動を抑えるちからが、育っていない。といっています。

 

自由とは。

自由とは責任が伴います。

自由の基本にはルールを守るということがあります

自分のしたいことは自由ですが、

その時に判断が伴います。

判断は良心がします。

ここで判断をするのは、意志になります。

 

気ままを抑え、欲望と良心を天秤にかけて、

意思決定をする人間の意志がはたらかなくては

いけないのです。

 

抑える心使ってこなかった子どもは、

意志決定が欲望に勝てない、というのは想像にしやすいですよね。

 

最近は、子どもの数がすくないので、

家で我慢する機会が少ないように思います。
幼児期に甘やかされた子どもは、自分の欲求をコントロールでいないので、

自分が欲しいと思ったものを我慢できない。

このことが万引きという行為にあらわれる。

我慢する力が弱い、耐える力がないとのことです。

 

0から3歳頃は、放って育て、したいことをさせる、

という子育ては絶対にいけません。

この時期はしっかり愛情を注ぎ、手をかけ、言葉をかけて、

いけないことを教え、我慢することを教えて、

素直に受け止めることが出来る子どもに育てる 時期なのです。

 

幼いころに自己中心を除き、人への優しい気持ちを育み、

人間として本質的なものを育てたうえで、

子どもに豊かな創造性の花を咲かせるのがいいのです。

 

創造性の花を咲かせるのに時期があります。

 

『修』『破』『離』の三原則があります。

『能』を学ぶときの原則として伝わっているのですが、

お習い事の基本の考え方です。

最初から自己流ではうまくいきません。

修めたあと、自分の個性をだし、そして、自分の流派を立ち上げる。

 

幼児のうちにきちんと教えることは教え、

良心や判断力、意志力を育て、入学までに必要な知識を与え、

入学してからは自分で考え、自分で行動できるように、

育てるのが良いです。

 

昨今は、子どもの意見を尊重しすぎるような風潮があります。

それ自体はとても良いことです。

しかし、資本主義の世の中では、まかり通らないことも多くあります。

また、まかり通らないから、キレるでは、

社会生活、学校生活もおくれません。

 

大切なことは、自己コントロールできる意志力、

感情をコントロールできる忍耐力を育てること。

それによって、自己欲求を満たすのではなく、

周りへ意識を向ける心が育ちます。

 

ぜひ、ご家庭で徳育を取り入れてみましょう。

 

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