選択の自由を与えましょう②

 選択の自由だからといって、なんでも好きなようにお子さんに選択させて良いかというと、そうではありません。テレビが見たいからと宿題もせずに「テレビを見ることを選択します」ではこまりますよね。このようにならないためには、ルールを決めておく必要があります。このルールはお子さんと一緒に決めるのがコツです。はじめは「テレビを2時間見たい」と言うかもしれません。こんな時は頭ごなしに「ダメ!」と言うのではなく、時間の使い方を教えるチャンスだと思って「帰ってくるのは○時、夕ご飯は○時、寝るのは○時、だから自由にして良い時間は○時間、この中で考えてね」とお話ししてはいかがでしょう。

人に決められたルールは守れなかったとしても、子ども自身が自分で決めたルールは守るもの。これが責任を負うということであると教えてあげてください。ルールを守ることで、責任感が身につき、自立心も芽生えてきます。自分で考え、自分で選択をし、そして自分で責任をとれる、そんな子どもにしてあげましょう!次回は選択する時の決め手である価値観についてお話しします。