七田教育の小学部コースの目的のひとつに、「人間学を教え、秀れた人材を育てる」があります。
小学3年生の先月の偉人は、「マザーテレサ」




彼女は生涯を通じて恵まれない子どもたちや貧困の方のために尽力を惜しまなかった人で、世界のお母さんと呼ばれました。

「マザーテレサはどんな気持ちで、不幸な子どもや恵まれない人たちのために働いていたと思う?」の問いに、
「かわいそうだから」「ねずみに顔をかじられるために人は生まれてきたのではないから」「人の命は大切だから」と答えてくれました。
人は、不幸になるために生まれてきたのではなく、みんな幸せになるために生まれてきたんだよね、命はとても大切と学びました。

次に「マザーテレサは、恵まれない人たちのためにいろいろな活動をしたね、みんなは困っている人や不幸な人に何をしてあげられるかな?」の問いには、なかなか答えを書く鉛筆が動かなかったわがクラス。今現状で、マザーテレサのように本当にこの人たちを救わなくてはと感じる人が、子どもたちの周りにはいないからでしょう。
私たちは、あまりにも豊かで満たされている世界に住んでいるのです。

「最近、マザーテレサみたいな人いたよね?」「・・・?」「ほら、伊達直人」「あっタイガーマスク!!」「ランドセル!!」
「そうだよね、ランドセルじゃなくてもいいんだよ、自分の使わなくなったもの、必要とする人にわけてあげることできるよね」(全員うなずき)
全国に施設から学校に通っているというお友達が、たくさんいるということ、そして善意の人がタイガーマスクとなり、全国に出現したこと、子どもたちはちゃんとそのことを心にきざんでいて、マザーテレサのように自分もタイガーマスクになれるんだと確信をもって学んだ3年生でした。

人間学、それは人がいかに生きていくかを学ぶこと。
人間が生きていくうえで一番大切なのは「いかに生きるか?」
お教室では毎月一人の偉人伝を通して、子どもたちはそれを学んでいます。