沸点が低すぎる… | 鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

ひとつひとつを丁寧に、食べてくださる方を想って焼き上げる、を信念に掲げた焼き菓子屋の徒然なる日々を綴っております。

久々に髪を切った鹿吉です。

こんばんは!

 

括れる程度には長さを残しつつ、ギリギリの長さまで髪を切りました。

さっぱりしました。

 

美容院へ頻繁に行く父や母と違い、私は年に2回行くかどうかですが、これくらいに短くすれば今年はもう2回くらいは行くことになるかもしれません。

整えながら、また伸ばしていこうと思っております。

 

短い髪、好きでございます。

それまでは常から後ろで一つに括っていたのですが、美容院帰りの私は短くなった毛先を揺らしながら帰宅いたしました。

 

母は(当然ですが)すぐに気付き、驚いておりまして、何の相談もなく急に短くしたからか、

 

「どうしたの?なんで?どんな心境の変化???」

 

と慌てておりましたが、父に至っては目の前で頭をゆらゆらと振って見せてもまったくの無反応で気付く様子はなく、夜まで放置しておりましたが、さすがに何か一言ないのだろうか、とツッコみましたところ

 

「お、ホントだ、短くなってる!」

 

と驚いておりました。

 

いや、この日、美容院以外はずっと一緒にいたよね??女子との生活でそこを気付かないとかありえないよ???とぷりぷりしておりましたら、なんと父から衝撃発言が…ッ!!!

 

「女の子と生活したことないから、気付かなかったなぁ~」

 

ええええぇえぇっぇぇぇぇッ?????????

 

母はッ????

私はッ????????

 

性別、女子ですけど~ッ????!!!!!

 

どうやら父にとって、祖母も母も私も、ご幼少の砌に共に過ごした妹も「女子」の括りには入っていなかった模様にございます。

 

さて本日はそんな女子扱いされていなかったことが判明した私が久々に美容院に行った話をひとつ。

 

私の担当美容師は青ちゃん一択にございます。

青ちゃんは母の担当でもございまして、母娘そろってお世話になっております。

 

母とはよくお話をするそうなのですが、私とはほぼほぼ犬の話で、しかもちょっと青ちゃん的に悩んでいる話をすることが多いように思われます。今回もちょっとナイーブな話題を中心に話をしておりました。

 

おしゃべりしながらでもテキパキと仕事をきちんとこなす青ちゃんはさすがのプロでございます。今回はトリートメントとカットをお願いしてありましたので、ある程度自分の希望するスタイルを青ちゃんに伝えたあと、シャンプー台へと移動いたしました。

 

まずはシャンプーからでございます。

 

わしゃわしゃと丁寧な手つきで私の髪を洗いながらも話をする青ちゃん。

振られた話に返しながら大人しくシャンプーされている私。

 

その会話をお楽しみください。

 

青「それで最近、早朝7時の散歩に切り替えたんです」

 

私「あぁ、朝の散歩は気持ちいいですよね~」

 

早朝散歩は良いものでございます。

とくに先代犬柴ちゃんのときは日の出前に歩いておりましたので、日の出を眺めるのが気持ちよかったものにございます。

 

青「でも今はもう結構、暑くなっちゃって」

 

私「7時になると結構、陽が高いですから暑くなりますよね~私の先代犬のときは柴犬で暑がりだったんで、朝の散歩は4時でしたよ」

 

青「4時ッ??!!」

 

私「真っ暗ななか、歩き始めて朝陽が昇るのをよく見ました。暑くなる前に歩かないと犬が参るから、夏場は4時、冬場は6時でしたね~」

 

青「そんなに早くに????」

 

私「うちの父なんか(通年)3時ですよ、3時」

 

青「3時??????3時なんてちょっと夜更かししちゃったなってときに寝る時間ですよ?」

 

私「ですよね~」

 

青「3時……それじゃあ、早く寝るんですよね?」

 

私「そうですね、8時を過ぎるととろとろしてますよ」

 

青「ですよね~」

 

私「さすがに3時は世間では夜中認定らしくって、よく警察官から職質、受けたらしいですよ」

 

青「え?なんで????」

 

私「そりゃ、あれじゃあないですか、犬をダシにした空き巣の下見か、

 

ボケ老人の徘徊

 

を疑われたんじゃあありませんか?」

 

この言葉の直後、ここまで軽快に私の髪を洗い、トリートメントを塗布して、優しく優しくヘッドマッサージをしてくれていた青ちゃんの手がふいに私の頭部からなくなりまして…

 

会話も途切れ、施術も止まり、どうしたのかと不安になった私は薄目で青ちゃんの様子を伺いました。すると……

 

ボケ老人の徘徊ワードがツボだったのか、

 

身体をくの字にして声も出さずに爆笑している姿が…ッ!!!!(笑)

 

いや、青ちゃん…

 

笑いの沸点、低すぎひん?

 

笑う門には福来る、ということでございますし、青ちゃんの爆笑をいただけて、私でも誰かを幸せにすることができた、と一日一善くらいに気分がよくなった私は今日も元気に焼いております。

フィナンシェにございます。

鹿吉のフィナンシェは個別販売しております。ひとつからでもご購入いただけますので、是非ご利用くださいませ。

 

焦がしバターの風味がしっとりと美味しいフィナンシェでございます。

ほのかに感じられるアーモンドも美味しいのですが、芋ペーストを練り込んだものも味わいがございます。是非是非一度ご賞味くださいませ~

 

ご興味を持っていただけた方はどうぞこちらへポチっとな、宜しくお願いいたします~

 

ちなみに青ちゃんはその後「ボケ老人の徘徊」ワードがいたくお気に召したようで、何度も話をおねだりしてきました。そんなにお気に召したのなら、と私も何度もお答えしました。

 

その度に「プハッ!」と息を洩らすように吹き出すと、声を出さずに爆笑しておりまして、

 

この人、本当に沸点が低い人だな~面白いな~

 

と少しだけ「笑う」という行為を楽しんでいる青ちゃんが羨ましくなりました。

 

確か、母が青ちゃんのもとに行ったときも犬と人の名前を間違えちゃった母の爆笑話にツボって何度もおねだりしては笑っていたとのことでございますから、母や私が行ったときは「笑う話」が聞ける気がして、普段よりも彼の沸点が低くなっているのかもしれません。

 

このブログもそうですが、日常の何気ない話ひとつで、楽しんでいただき、笑っていただき、ちょっとした嫌なことひとつくらいパッと忘れてしまってほしい、と常に願って書いております。

 

ですから青ちゃんのくの字に笑う姿を見て、

 

あぁ~良かったなぁ~

 

と思い、そう感じられることに感謝をしております。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またいらしてください~♪

お待ちしております!!!