鹿吉の悩み相談 | 鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

ひとつひとつを丁寧に、食べてくださる方を想って焼き上げる、を信念に掲げた焼き菓子屋の徒然なる日々を綴っております。

昨日のブログに「絶対に活字恐怖症の父はハムレットを読んではいないだろうと確信する」と書いたくだりを読んだ母から

 

「絶対に読んでないわ。だって一緒にマクベスの舞台を観に行ったときだって高鼾ですっごく恥ずかしい思いをしたんだから!」

 

という思わぬ暴露を聞いてしまった鹿吉です。

こんばんは!

 

父の鼾はかなり激しく音量が最大なので、周囲への影響は大きかったようで「他人のふりでは誤魔化せなかったの?」と聞く私に

 

「隣だもの、無理に決まってるわ!だいたい平幹次郎さんとかかなりいい俳優さんばかりの舞台で寝るのよ?大鼾で!!!あり得ないでしょ?????」

 

とのご返答で、この一件以来、一緒に観劇をすることは諦めたのだとか。

 

確かにハムレットもマクベスもセリフ回しからして小難しい感じではありますから寝ても仕方ないのかもしれませんが、せめて静かに寝て欲しいと思う私にございます。

 

さて本日は意味不明な犬の心理行動に関しての話をひとつ。

というか悩みをひとつ。

 

我が家のチワプーちゃんは表現能力がやや低め。

嬉しいときは跳ねるように走ったり、身体全体で「嬉しい!」を表現しますが、嫌な時の表現方法は一択「唸る」だけにございます。

 

唸る行為に怖気づかずに嫌がることをしようとすると噛みます。

父の手は満身創痍の態をなしております。

 

先代犬は絶対に噛むことはなく、嫌だと表明するときは唸るだけでなくあくびや耳を掻く仕草をしたり、ため息を吐いたりと、表現方法が豊かでございました。

 

犬が嫌だと言ってもそれを許容するわけにはいかない場面がございます。

 

お留守番時のゲージ滞在やキッチンへの侵入拒否、今から履いて出掛けようと玄関に用意した靴の強奪からの奪還など、仕方ないわねの一言で許されない場面は多々ございます。犬が嫌がろうともお留守番時にはケージに入ってもらいますし、料理中のキッチンへの侵入はお互いに怪我のもとですから禁止いたします。靴の強奪などあっさり許すわけにはいきませんから、当然唸ろうが吠えようが返してもらいます。

 

チワプーちゃんのおもちゃなどを取り上げたり、隠したりするようなことはしておりませんので、きちんと共同生活をする上でのルールは守ってもらわなくは困るのでございます。

 

小型犬ですから如何にチワプーちゃんが拒否しようが嫌がろうが、ひょいと持ち上げてしまえばことはすんなりと進みます。それが気に入らないから最終的には噛む、という野蛮行為に走るのですが、それが悪いことだというのはしっかりと理解しているようにございます。

 

ですからまずは自分の着ている服を噛むことから始まるのでございます。

 

唸っても吠えてもダメなら自分の服の裾を噛んで高速回転をします。

これが最大級の「嫌だ」表明なのでございます。

 

父が甘やかしたおかげで非常に驚くほどの我儘ちゃんになっておりまして、それでも私はチワプーちゃんの小ボスの地位にはいるようなので、まだ私がいると耐えることを覚えます。

母が大ボスなので、母がいると実に大人しい犬に成り代わります。

 

ですから我慢しているけれどもやっぱり嫌なものは嫌だ、というときはブルブルと震えながら唸るのでございます。

 

それでもこれくらいのことはまだ心情を理解できるのでいいのでございます。

 

嫌なことはなるべくしない、と思い、必要なこと以外に関してはかなり自由を与えております。

だからか、チワプーちゃんが唸るときはおよそは執着しているものを抱え込んでいるときと、予想外にゲージに入れられてしまうとき、あとは「ダメよ」と注意を受けたときくらいになっております。

 

執着しているものを抱えているときはたいてい「それは要らないよ、要らない。頼まれても要らないから安心して?」と伝えるようにしているのですが、そう伝えるととても驚いたような哀しいような複雑な表情を見せてくれます。

「俺がこんなにも離したくないものを要らない、だと???」とでも言いたそうな顔で見上げてくるので、それがまた可愛くて笑ってしまいます。

 

とにかく我が家のチワプーちゃんは嫌なことは嫌だと態度には表すのですが、その表現方法が唸る一択だということにございます。

 

さてチワプーちゃんはお見送りが大好きにございます。

 

誰もがいなくなるのは嫌みたいですが、父と残されるのは大好きなようでございまして、毎朝私が出掛ける準備を始めるとそわそわと落ち着かなくなります。お見送りをしないといけない、という謎の心理が働くようにございます。

 

今朝もいつものようにそわそわして小走りで廊下を行ったり来たりしておりましたので、出掛ける前に抱っこして愛でようかと思った私は落ち着きのないチワプーちゃんに手を伸ばし「抱っこさせて?」としゃがみ込みました。

 

するとチワプーちゃんは私の脚の間にやってきて

 

服の裾を噛んだまま高速回転唸りを披露したのでございます!!!

 

え?

抱っこが嫌なの???????

 

それとも私が嫌~ッ???????!!!!!!!!

 

嫌なら仕方ない、と愛でるのは諦め、さっさと荷物を持って玄関へ行ったのですが、その頃にはお見送りをしなくてはならないと思い込んでいるチワプーちゃんは父に抱かれて出ていく私を眺めておりました……

 

この心理、今一つ、理解できないのですけれども、わかる方はおられますでしょうか?

 

一体、何が嫌なのでしょうか……?

わかる方がおられましたら是非ともご教授願いたいと思います。

 

犬が話せたら楽だけれども、話せたら可愛さが半減したりするのかな?と妄想する私は今日も元気に焼いております。

あまり写真だと色がはっきりとしませんが、とても綺麗な春らしい桜色のブールドネージュにございます。

 

せっかく春なので、ブールドネージュも桜色を焼いてみました。

クランベリー風味にございます。

 

鹿吉のブールドネージュは和三盆を100%使用して焼いております。

そのため非常に上品な甘さと軽やかな香りが特徴的にございます。

 

ころんとした形状と和三盆の美しい白が可愛らしい焼菓子となっております。

是非一度ご賞味くださいませ~

(こちらの桜色のブールドネージュは現在は非売品となっております)

 

ご興味を持っていただけた方はどうぞこちらへポチっとな、宜しくお願いいたします~

 

ちなみに朝の散歩の際も意味不明な行動がございます。

 

散歩に行きたくてふるふると震えるほどなのに、準備万端整った父の斜めに掛けたチワプーちゃん専用バッグに入れる際に、なぜか唸るのでございます。

 

私が連れて行くときは抱き上げて入れるのが落としそうで怖いので、バッグの口を大きく開いて「おいで」と言います。そうするとチワプーちゃんは飛び込むように入ってきて、そのまま大人しく連れられていくのですが、なぜか父との朝の散歩の際には唸るのでございます。

 

唸るどころか、意味不明に怒って自分のハーネスを噛む、という意味不明な行為をしております。

 

これもまたまったく理解できない行動でございまして、毎回首を傾げてしまいます。

一体、どういう心理が働けば、こういう行為になるのでしょうか?

 

本当にこの意味不明な行動の心理が理解できる方がおられましたら教えてください。

意味がわかれば、チワプーちゃんに無駄な行為をさせなくても済むかもしれない、と現在わりと本気で悩んでおります。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

またいらしてください~♪

お待ちしております!!!