愚痴ろうと思う鹿吉です。
こんばんは!
鹿吉のブログは基本的には皆様に笑っていただきたい、と願って書いております。
鹿吉ケーキラボの焼菓子に関しても甘いものがあればその周囲は平和で笑顔に溢れると信じて焼いております。
ですからあまり愚痴めいたことを書かないできておりましたが、今朝からどうしても書きたくて仕方ない話がございまして、本日はそちらの話を書こうかと思っております。
愚痴でございます。
愚痴。
忌避感のある方はどうぞ読まれないよう、おススメしておきます。
ということで本日は振り返ればあれが始まりだったな、と思う話をひとつ。
私には主婦だった時期がございます。
結婚生活は僅か数年でございましたが、私にとって地獄のような長きときだったように感じております。
世間で「夫源病」という名のストレスが原因の体調不良が認識されるようになって暫く経ちますが、当時の私はまさにこの夫源病でございました。
とにかく常に体調が悪かったのでございます。
夜は眠れないし、朝は頭痛で起きます。起き上がれば吐き気に悩まされ、免疫力の低下が原因なのか、すぐに熱を出して寝込みました。
新婚だったにもかかわらず、結婚してから一度たりとも幸せを感じたことはなく、なぜか恐怖と違和感を持って生活をしておりました。
そんな私のもとへ、先代犬の柴ちゃんがやってまいりました。
我が家へ来た経緯は致し方のないものでございましたが、飼うとなると責任が生じます。これほどの体調不良でこの子を幸せにできるのか、と当時は真剣に考え込むこともしばしばでございました。
そして私の中に柴ちゃんだけはなんとしても守ってあげよう、幸せにしてあげようという意識が強く芽生えたのでございます。
こちらのブログにも以前書いたことがございますが、犬の忠誠心をはかるために父が倒れたふりをしたら先代犬柴くんに砂をかけられたそうにございます。
散歩中になに、横になってんだ!と言わんばかりのかけっぷりだった、と散歩から帰ってきた父が哀しそうに言っておりましたが、私の場合は忠誠心をはかることなく、その状況になりました。
早朝、柴ちゃんのお散歩に行きました。
その日は休日でして、夫は放っておけば夕方の5時くらいまで前夜から寝続けるくらいの人でございましたので、柴ちゃんの散歩に起きるわけもなく、私が連れだしておりました。
相変わらずの体調不良で、とくにその日は眩暈と熱でふらふらしておりました。
柴ちゃんは室内では絶対におトイレをする子ではなかったので、散歩は必須でございました。
近場の公園までとにかく行こうと、必死で歩き、結局40分ほどの散歩をして帰宅したのですが、私の体力は限界を迎えておりまして、玄関に入るなり、込み上げる吐き気を堪えながら倒れ込みました。
すると一緒に帰宅した柴ちゃんが私の不調に一瞬驚き、すぐに不安そうに傍に張り付きました。柴ちゃんの不安を取り除こうと、頭を撫でてあげるのですが、それ以上動くことはできず、声も出せませんでした。
玄関すぐの部屋からテレビの音が漏れてきておりました。
どうやら珍しくも起きた夫がその部屋でテレビを観ているのだとわかりましたが、助けて欲しいという言葉すら出てきません。声が出せないのでございます。
暫く私の様子を覗っていた柴ちゃんが意を決したように動き出すと、夫のいるらしい部屋の入口から中を覗き込みました。顔を覗かせた柴ちゃんに「どうした?」と夫が声を掛けるのが聞こえてきましたが、そのとき私はすでに顔すらもあげられない状態に陥っておりました。
夫に気付いてもらえた柴ちゃんが私のところへと戻ります。
けれども夫はテレビ前から動く気配はありませんでした。
柴ちゃんはもう一度部屋を覗き込みます。
そして私のもとへと戻る行為を何度も繰り返してくれまして、やっと夫がその行動を不審に思い、廊下に出て来てくれたのでございます。
これで冷たい玄関からせめてベッドまでは運んでもらえる、とホッとした刹那にございました。
「おまえ、なにしてんの?もしかして体調悪いの?」
見ればわかるよね?????
ふざけて寒い玄関で倒れたりしないよね??????
答える気力もなく、小さく頷くことしかできなかった私の姿を見て、信じられないことに
夫は盛大な舌打ちを洩らしたのでございます!!!!!!!
舌打ち、する?????
普通、慌てない???????
相変わらず柴ちゃんは不安そうに私の周りをウロウロしておりまして、夫は助ける気はなく「大丈夫か」の一言もなく、私はその場に放置されました。
そこに愛はあるんかいッ???????
某CMのセリフを今なら吐くだろう私は今日も元気に焼いております。
チョコレート関連商品は今月末までとなります。
是非是非一度ご賞味くださいませ~
ガトー・ショコラ、タルト・オ・ショコラ、プチタルト・オ・ショコラとございます。
どれもフランスはヴァローナ社のチョコレートを使用した大人の苦味が美味しい焼菓子となっております。もちろん無添加にございます。
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ちなみに当時、柴ちゃんも体調不良な子でございました。
アレルギーは出るわ、すぐに下痢をするわ、本当によく病院に通っておりました。
ところがですね、離婚して私が引き取った直後からアレルギーも下痢も一度もしなくなりました。ストレスだったんだと思いました。
きっと私のストレスが柴ちゃんにも影響を与えていたのだと思います。
申し訳ないことをしました。
今も決してストレスのない生活ではありませんが、それでも私は幸せでございます。
誰かと一緒にいるのに感じる孤独のない生活。
心配したり、心配してもらったりする優しい生活。
自由の中にある不自由さを幸せだと感じられる生活。
本当に有難いと感謝しております。
逃げてはいけない、と教え込まれて育ちましたが、ときには逃げることが正解のこともあるのだと実感しております。
あの「チッ!」という舌打ちが私の離婚への第一歩だったな、と振り返って思う私にございます。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!