同じような毎日を過ごしながらあと数日で年が変わることに今更ながらに気付き、慌てふためく鹿吉です。
こんばんは!
驚きました……
今年は年末年始の12/31と1/1以外は働く気でおりましたので、長期休暇がないために、あまりにも普通に日々を送ってしまっておりました(笑)
本当は12/31も1/1も休む必要性はない、と考えておりましたが、新年早々から働くことはよくない、という昔の日本人の美学に従い、お休みをいただきます。
あとは通常通りに営業しておりますので、いつでもご注文をお待ちしております~♪
さて本日は最早それは死語ではなく昭和言語と言っても過言ではないのではないかと考察した話をひとつ。
先日、帰宅した私は珍しくもテレビ前に座っている母を発見いたしました。
大抵、母は常に動いておりまして、動き過ぎたあまりに唐突に電池が切れたように倒れるような人でございますから、大人しくテレビ前にいることにとても驚きました。
もしかして体調でも悪いのか?と不安を感じたくらいにございます。
さらに珍しいことに母はアニメを観ていたようにございました。
真剣に観ていたのか、帰宅した私が声を掛けるまで気付く様子がなく、声を掛けられて慌てたように動き始めました。
一緒に夕食を作りながら、他愛のない日々の話をし、夕食の用意のできた食卓を囲みます。
いつもながらの、でも有難くも尊い時間にございます。
そして食卓前のテレビには先程のアニメの続きが流れておりました。
中華風ファンタジーアニメでございまして、これはもう様々なジャンルの眉目秀麗な男性が一堂に会した、女子垂涎のアニメでございました。紅一点の女性がやたらにモテるような異世界的な話の内容にございます。
もっと複雑に、かつ男社会を自分の才能と能力と努力で自力で昇りつめようとする女性をメインにした話なのかもしれませんが、初見の私からすれば
ひたすら眉目秀麗な男性陣に愛おしく愛されて守られている女性の話だな…
という印象にございました。
狡猾なイメージがありつつも怜悧な美しさが迸る美形と熱き心が燃え滾る確固たる正義によって動く美形が酒器を目の前に勝負事を仕掛けているシーンが流れておりました。
初見の私からすれば、どちらの男性キャラも名前すら知らない人物で、どういう間柄なのか、どういう経緯でこの状態になっているのか、どちらが正しくあるのか、まったくわかりません。
けれども雰囲気と会話だけでとりあえず妄想を働かせ、知らない部分を補いながら観ておりました。
ところがでございます。
母が「この人、誰?」とか「何してるの?」とか「え?どっちが悪い人なの?でもどっちも素敵ね~」とか私に質問を投げかけてくるのでございます(笑)
知らんわッ!!!!!
とツッコみたいところにございますが、実は母にはちょっとした癖がございまして…
私はネタバレが好きではないほうなのですが、母は最終回を知ってから全部を見直したいタイプでございまして、たまたま観ていたものが最後から数話というところにございました。ですから母も何がどうなってそこに至ってしまったのか、まったくわからない状況だったようにございます。
種類は違えど、どちらも劣ることのない眉目秀麗な男性ふたりは数多く並べられた酒器を前に謎かけのような会話をしながらひと杯ごとに交互に勢いよく酒を煽っておりました。どうやらその酒の中には毒が入っているようにございました。
冷酷さを魅力とした方の男性は普段から毒に慣れた身体を作っており、正義感の強そうな男性はそれを見越して解毒薬を服用してから今回の勝負に臨んでいたようにございました。
ですからどちらもなかなか倒れるようなことはございません。
このシーンで母がぽつりと呟いたのでございます。
「牛乳、飲んできたのかしら…?」
牛乳…ッ????!!!!!
胃粘膜に膜を張って毒の摂取量を減らそうっていう感じの意味合い?????
っていうか、おばあちゃんの知恵袋か~いッ!!!!!
「え?牛乳???」
思わず口にする私を振り返り、母が怪訝そうに、それでいてなにかを思い出そうとするようにキュッと眉を顰めて言いました。
「え?違った?牛乳の前にバターを食べるんだったかしら???」
だからおばあちゃんの知恵袋(第二弾)かいッ!!!!!
確かに毒になるようなものを口にした際には下手に吐き出させずに胃粘膜を保護するようなバターや牛乳を摂取させるといい、と昔、聞いたような気がするな、と思う私は今日も元気に焼いております。
プチタルト・オ・ショコラを新年1/4から販売することにいたしました~♪
濃厚な焼きショコラとがりっと歯応えのタルト、ブランデーに漬け込んだフルーツが美味しい焼菓子となっております。試作品も評判がよく、是非是非皆様に召し上がっていただきたいちょっぴり贅沢な焼菓子になりました!
是非一度ご賞味くださいませ~
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ちなみにその後、シーンは変わってまたもや眉目秀麗な男性がふたり登場いたしました。
これまたジャンルの違う美形でございまして、ひとりは如何にも武人といった感じのしっかりとした体躯の凛とした美形で、もうひとりは絶対に若き皇帝といった風体でありながら優しさが眦に滲み出ているような美形にございました。
ふたりが交わす会話から主従関係であることは容易に想像がつき、おそらくは近衛隊長と皇帝だろう、と目星をつけたのですが、そのふたりの視線の交わし方が腐女子を喜ばせるような、秘密めいたものがございました。
皇帝が近衛と視線を交わし、ちょっとした言葉を掛けられて頬を染めたところで、私の僅かばかりにあった腐女子魂が火を噴きました。
「このふたり、デキてるの?」
思わず母に聞いてしまいます。
すると母は紅一点の頑張る女子に皇帝が惹かれていることを知っていたのか、
「違うわよ」
と速攻で否定してまいりました。
なんだ、残念!と思った刹那、母の言葉に私は思わず仰け反りました。
「だって、あの女の子とあっちっちだもん!」
あっちっち????????
まいっちんぐマチコ先生以来、耳にしたことない、単語、キタ~ッ!!!!!
母の死語はもうすでに昭和言語としてひとつの形態を生み出しているのではないかと考察する私にございます(笑)
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!
注釈:
あっちっちとは互いに好意を持っていて、ある程度のスキンシップがあることを示した昭和言語のひとつ
まいっちんぐマチコ先生に関してはこちらを参考にどうぞ~