熱で脳が溶けるかも…と外気温の強さに一瞬恐れを感じた鹿吉です。
こんばんは!
つい先日、僅かばかりに下がった気温にぬか喜びをして叫んでおりましたが、本日はすっかりさっぱりしっかり真夏日も真夏日、酷暑の朝にございました。
有難いことにまだ脳は溶け残っているようにございますので、本日も元気よくブログを書いていこうかと存じます(笑)
さて本日はテレビ番組を観ていて思わずツッコんでしまった話をショートバージョンにてひとつ。
母も私も好きなのですが「サンドイッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」という番組がございます。いつも見事なほどにそれぞれの沼にハマりまくっている子供たちがとても楽しそうに出演されている番組でございまして、感心するとともにその沼に対するストイックな姿勢を支援する親御さんたちの苦労をも感じ取っております。すっかり親目線にございます。
子供だけで動けるわけはなく、子供が動けばその背後には当然親の存在がございます。
いつも番組を観ながら、ハマっている沼が親子で同じ方向性のものだときっと支援するにしても楽しいだろうな、と思っております。
さて先日のテーマは「博士ちゃんが選ぶ 歌が上手すぎる 昭和の歌手 紅白ベストテン」というものにございました。ランキングが発表される前に博士ちゃんたちが語る歌手の特徴を聞きながら家族と誰だと思う?と予測を立てる時間も楽しく、とてもいい時間を過ごせました。
当然のことながら昭和を象徴する、歌唱力雰囲気ともに抜群の尾崎豊さんもランクインされておりまして、その名が発表される前に博士ちゃんたちからのコメントが流れました。
博士ちゃんたちは若い子で7歳くらい、大きい子でも18歳くらいにございまして、どの子もリアルに昭和を知らない世代であるにもかかわらず非常に詳細に語ってくれておりました。
思春期に入る前から抜け出た子たちばかりの博士ちゃんたちにございます。
その彼らが一様に声を揃えて言いました。
「思春期のモヤモヤを見事に表現した歌唱力と歌詞に共感しかない」
と……
私はまだ誰かも発表されていないのに
「共感したらあか~ん!」
と叫んでおりました(笑)
盗んだバイクで走りだしてもあかんし!!!
夜の校舎、窓ガラス、壊してまわってもあか~ん!!!!!
覚えたての煙草をふかし、星空を見つめながら暗い夜の帳の中へ逃げ込んだらあかんからッ!!!!!!!
しかも15歳でッ!!!!!!!
大人しく、家に帰ろ?????
尾崎豊さんの情感豊かに歌い上げる、思春期ならではの苛立ちと心の奥底に淀む正体不明のモヤモヤを感じないではいられない年代なのは理解いたします。
そしてそれを見事に表現して歌いきっているのも確かにございます。
切なく甘い、そして少し掠れた声がまた魅力的な尾崎豊さん。
その魅力が昭和を知らない世代の子たちに影響を与えているということに驚きを隠せないでおります。それでもやはり気持ちに共感はしても行動に共感はしてほしくない、と親目線で思ってしまう私にございます(笑)
世間が尾崎豊ブームで大騒ぎのときにひたすらビートルズを聴いてイギリスってどんなところだろう、と妄想していたな、と懐しく思い出した私は今日も元気に焼いております。
秋の実りそのものをギュッと愛情込めて焼き上げました、スイートポテトにございます!
ほぼほぼ芋のみで焼いておりまして、まったりとした芋の甘さと滑らかな舌触りが特徴となっております。もちろん無添加にございます。
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ちなみに私の中学時代、本当に荒れておりまして…
私が荒れているのではなく、荒れた学年だった、ということなのですが、リアル尾崎豊ワールドにございました。学校をサボっている不良さんたちは校舎裏で煙草をふかしながら盗んできたバイクで敵認定している中学に殴り込みに行く予定を話し合っておりましたし、翌朝登校してみれば校舎1階部分の窓ガラスがすべて割られて、ご丁寧にも教室の黒板には「〇〇中見参!」と大きく書き殴られておりました。
それを目にした不良さんたちが「クソ~ッ!」と雄々しく叫ぶと、十人程度の手勢を集めてバットを肩に担いで身体全体を揺らすような威嚇的な歩き方で去っていく、という日常にございました。
時代だったのでしょうね。
そんな時代だったからこそ尾崎豊さんの思春期の叫びが誰の胸にも熱く響いたのかもしれません。
ある日の放課後にございました。
「誰か、絆創膏、持ってない?」
とキョロキョロと絆創膏を持っている子を探す女子がおりました。
私は破天荒な行動派にございましたから、母からいつも絆創膏は必ず持っているように、と渡されておりましたので「持ってるよ」と答えました。
それも半端ない数を持っておりました。
どれほど私の怪我を心配しているのか、如実にわかる量にございます。
しかも絆創膏を入れてくれた袋にはご丁寧にもマキロン消毒液とガーゼ、ポケットティッシュも詰め込まれておりまして、有難いことに出番のないまま、カバンの底で常に潰れておりました。
保健室があるのだから然程に怪我を警戒する必要もないだろう、と思っていた私が「出番キター!」と少しだけ興奮しながら絆創膏の入った袋をヒラヒラと振って見せたところ、呼びかけていた女子生徒はホッとしたように近寄ってきて
「ちょっと来てくれる?」
と私を教室から連れ出しました。
どこへ向かうのかと思ったら、連れていかれた先は体育館の裏にございました。
そしてそこには同級生のなかでも頭一つ飛び抜けた、立派に不良さんをしている男子生徒が座り込んでいたのでございます。
あまりにも接点のなかった人物の登場に私を連れてきた女子生徒の顔を凝視しました。
すると少しだけ困ったように眉を下げて「私も通りかかったときに声を掛けられたのよ」と小さく囁いたのでございます。
どうしたのかと思えば、どうやら彼は怪我をしているようにございました。
保健室に行けない訳があるのでしょう、彼は痛そうに投げ出している下肢を指さして私に絆創膏を貼るように言いました。
私を連れてきた女子生徒がどこかへ行かないように、彼女の手をしっかりと握ったまま、私は恐る恐る彼に近寄りました。ふんわりとオイルと血の金臭い臭いが鼻を刺激してきました。
「どうしたの?」
聞けば、足を怪我して血が止まらないから止血するために絆創膏を貼りたい、と彼は答えます。
貼るためには怪我の具合を確認するしかありません。
仕方なく、私は彼が投げ出している下肢に触れる許可を得てから、ダボダボに改造された制服のパンツを捲り上げました。そして喉の奥であげた悲鳴をごくりと飲み込みました。
それはもう、絶対に縫わなくてはならないほどにザックリと切れた傷口にございました。
長さはおよそ15センチほどでしょうか。辛うじて骨までは露出していないギリギリの状態で、脛に袈裟切りでもしたかのように斜めにザックリと入った傷からはドクドクと溢れんばかりに血が流れ出ておりました。
「こんなの、保健室でも無理だよ、病院に行かないと」
そう言いながらも持ってきた消毒液とティッシュで傷口を消毒しました。
これを絆創膏でなんとかしようということ自体が無理な話にございます。私を連れてきた女子生徒も私の横で凄まじい傷の状態に蒼褪めております。
「とにかくなんでもいいから絆創膏、貼れよ!」
命令口調で言われ、私は暫く傷口を圧迫してからなんとか絆創膏を貼りました。
そして薬を処方してもらうことと縫ってもらうことだけは伝えました。
このまま化膿しては大変だ、とも。
そして聞いたのでございます。どうしてこんなケガを負ったのかを。
彼はぶっきらぼうに、けれども少し気まずそうな様子で俯いたまま言いました。
「盗んだバイクで走ってたら、ちょっといろいろあってこけた」
うぉ!
リアル尾崎豊ワールド!!!!!
「ちょっといろいろ」がこのときの私の妄想力を否が応にも掻き立て、私の中では警察に追われて逃げている、という結論に至りました。
これって犯人隠避罪にならないかしら…と暫くビクビクとしながら学校生活を送ったのは言うまでもございません(笑)
時代ですよね~
あの時代をよくも無事に生き抜いたと感謝いたします。
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!
またいらしてください~♪
お待ちしております!!!