鳥インフルの撲滅を祈る鹿吉です。
こんばんは……
昨日、てりたまが楽しみ~ッ!と書いたばかりで、しかも3/8からてりたま祭りがスタートするらしい、と知って小躍りしたばかりなのに……
このニュースですでに心が折れそうでございます……
卵が続く限りの販売のようで、売り切れが続出するだろうことが容易に推察されますが、さすがに3/8初日に買いに走ることが難しそうな現状、今年はてりたまが口に入らないかもしれないと今から覚悟をしました。
あまりにも意気消沈する私に母が気の毒そうにしております。
ひたすら気分を上げて、焼菓子をせっせと焼こうと思っております!!!
頑張って生きていきます!!!
さて本日は「え?そんなオチ?」と腰砕けたサスペンスファン的に衝撃だった事件をひとつ。
実際の事件での話にございまして、2007年、ドイツのハイブロン市で警察官2名が休憩のために駐車したパトカー内で頭部を銃撃されました。一人は死亡、一人は重傷でございました。
現場から採取されたDNAを調べたところ、各地で起きていた殺人、強盗などの現場でも発見されていたことがわかり、捜査本部は色めき立ちました。
さらに調べていくとドイツ国内だけでなく、近隣諸国でも事件現場から正体不明のDNAとして発見されており、国際的な凶悪犯の存在を示唆されることになりました。
そしてその謎の人物(アメリカ的にはおそらくジョン・ドゥと命名される)のDNAは遡って調べてみれば一番古いもので1993年に起こった事件でも検出されたのでございます。
1993年から2008年に至る長きときを縦横無尽に凶悪犯罪を犯して歩く、この凶悪犯罪者は「ハイルブロンの怪人」と呼ばれるようになりました。
シリアルキラーに女性は少ない、という定説をひっくり返すように、この謎のDNAのミトコンドリアDNAから犯人は東欧の女性だということが判明し、最も危険な女性とも言われるようになりました。
警察は犯人逮捕に全力を挙げましたが、犯人の影すら掴むことができないまま、次から次へと謎のDNAが検出される事件が多発しました。
妄想族のサスペンス好きには堪らない事件だと思いませんか?
少なくとも当時「ハイルブロンの怪人」の話を耳にしたとき、かなり興奮しました。
ちょうど私自身もDNAを扱っていたときでしたから、DNA鑑定の場所が同じであればDNAのコンタミネーション(混入)を疑いましたが、他都市どころか他国で鑑定したときですら検出されたDNAならば特定の人物のコンタミは考えられない、と判断いたしました。
ならば少なくとも15年間、ヨーロッパ各地で凶悪犯罪を起こす女性がいる、という事実が残り、これはもう推理しないではいられない話にございます。
私がシャーロックなら現地に飛んで這いずり回って事件を追うのですが、残念ながらサスペンス好きのただの素人さんでございますから、ひたすら情報を集めて妄想することしかできませんでした。
その後違法薬物の絡まる現場でも発見されるなど、組織的な犯罪を匂わせる事件も発生したりして、私の中で「世界を股に掛ける巨大な犯罪組織の女ボス」という犯人像が出来上がってしまいました。もしくは組織の実行部隊の統括責任者、でしょうか。
謎が謎を呼ぶ、まさにミステリーな犯人でございましたが、2009年、あっけなく真相が判明いたしました。
謎のDNAはドイツのハイルブロンの工場で働く、ごく真面目な女性のものだったのでございます。
犯罪にも巨大で凶悪な組織にも、なんの関係もない東欧の女性です。
彼女にはなんの落ち度もなく、もしも落ち度があるとしたら彼女の働いていた工場にあるのでしょうか。もしくはDNA鑑定をしたラボにあるのかもしれません。
真相は実に単純なものでございました。
事件現場でDNAを採取する際に用いられた綿棒を作っている工場で働いていたのが「ハイルブロンの怪人」と恐れられた女性でした。この工場では綿棒を袋詰めする際に手袋は使用せず、素手で梱包しておりました。
その際に綿棒がDNA汚染され、それを知らずにDNA鑑定をしてひたすら家族のために働く女性が「ハイルブロンの怪人」として各地で凶悪犯罪を犯した謎の人物になってしまった、という結論となりました。
サスペンス好きには堪らないネタでしたが、衝撃な結果に肩を落とした私は今日も元気に焼いております。
鹿吉人気のサブレであんバターをサンドしたサブレ・オ・ジャポネーゼにございます。
ほんのりとした塩気とあんこの甘さが美味しい焼菓子で、ひとつ食べたら止まらない魅惑の味わいにございます。
無添加でございますのでお子様でもお召し上がりいただけます。
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いつもポチっとな、ありがとうございます!!!
ちなみに「ハイルブロンの怪人」の仕業だと思われていた事件はすべてはじめから捜査をし直すことになり、未解決だったいくつかの事件は決着をみたそうです。
この警察の頑張りにより被害者遺族の想像もつかない想いも、罪から逃れて償う機会を失っていた犯人の心も、多少なりとは救われたのではないかと心底から願います。
そしてまだ未解決のままの事件の解決も心から祈るだけにございます。
ふと振り返ってみて思うのでございます。
DNAの混入した場所は違えど、一番最初に「もしかしてバイオ技術者のコンタミじゃない?」と疑った私、ちょっと探偵向きじゃない?と(笑)
妄想族、絶賛自画自賛中にございます~♪
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!
明日もいらしてください~♪
お待ちしております!!!