昔の娘の動画を見返した。
娘は最初に「その歌わからない」と私に聞いてきた。
それでもうろ覚えで歌い始める姿が、とても可愛かった。
動画には、私の「ウフフ」という笑い声も入っていた。
少し娘が止まると、
私はつい教えるように歌ってしまう。
すると娘は「わたしが歌うの!」と主張する。
そのやりとりもまた、可愛かった。
でも――
もしかしたら娘には
「訂正されている」
「間違いを笑われている」
と感じられたかもしれない。
その可能性もあるんだよなぁ、と今は思う。
その場にいた私は、
“正しく導こう”としてしまった。
今こうして動画を見ていて、
娘はもう、自分の歌を楽しんでいただけだったのかもと気づいた。
間違いじゃない。
その姿そのものが愛おしかった。
あのときの私の「好意」は、
不必要なものだったのかもしれない。
わたしは、その子なりに楽しく歌う姿を見守ることができていなかった。
今日からは、
娘の今の経験を見守れる母でいたい。