今回の旅の1番の目的、旅のきっかけとなった展覧会です。



3月からからGWまで、大阪の中之島美術館で開催されていた展覧会、テレビ番組や友達の評価も高く、

日帰りの大阪も検討していたのですが、巡回先が作家の出身地である大分と判明。


そもそも、多くの作品を所蔵している大分県立美術館は坂茂が設計していることも分かり…

大分県立美術館見るならこの機会よね?初大分、いいかも〜と、日程決めたらホテルと飛行機予約まで早かった。



大分入りしてからあちこち寄り道、毎週金曜日と土曜日は夜間開館で20時までというのでのんびりやってきました。



そして、いよいよ展示室へ。



撮影可能だった作品の写真を備忘録として残します。



最初の頃の写生の作品。非常に細かな部分まで描いています。確かな画力。



↑漣(さざなみ)は、中之島美術館所蔵で、私が行った時は展示期間外でした。

旅を予約した頃は情報がなく残念だけど、いつか中之島で会えるかもと思って複製画を写真に。



晩年、日本画と思えない切り取り方、描き方になっていきます。



最近発見された空と入道雲。日本画では使わない顔料を使って空の色を表現しているらしい。



杜若、あやめを昔からよく描いているけれど、晩年の作品はかなりデザイン化されている。



庭の手水の凍った水もこんなふうに。



漣と同じく、水面を描く作品。刻々と同じ姿に止まらない水を描くことに囚われるのは、モネを思い浮かべます。



かといえば、こんな、日々の暮らしの中の食べ物の記録もステキ。

到来ものの和菓子、美味しそうなのー。



おしどり



たこ、うつぼ、さかなも、色鮮やかなテキスタイルみたい。


どういう区別で写真撮影がオッケーだったのか、撮影可能な作品はこんな感じで。

その倍以上の作品があり、ほぼ年代順に見ることができました。


来た甲斐があったのは…人が少なかったこと!展示室に1人だけの時間が多かったのは幸せ。

大阪はGWでもあって混雑していたらしいので、夕方の静かな展示室貸切はぜいたく!来て、よかった!



展示室を出たところ。

震災などの際の仮説ベッドや家具を紙パイプで作る坂茂の、紙パイプ椅子やテーブル、発見。



木材を使った木組みの天井。



カフェは、飲み物だけ提供可能だったので、見るだけに。



同じく、紙パイプのイス。



さて、1階のショップスペースへ。



ガチャガチャで缶バッジ、チャレンジ!



紙テープを描いた作品…これ単独だと福田平八郎だと分からない…けど、まあいいか・笑



雪月花、お茶のお菓子として頂いたことあったけど…まさか、福田平八郎の描いた柚子!

そして、雪月花の文字は、同じく大分出身の彫刻家、朝倉文夫(後出)と知ってびっくり!



マニアックなポップに惹かれて、図録買いました。



ホテルで広げたところ。お菓子ももちろん購入です。


↓福田平八郎の作品が印象深かった展覧会は2012年でした


↓朝倉文夫のアトリエ跡の美術館訪問は2020年



オマケ



帰りの大分空港の手荷物チェックの列にいたとき、ふと壁際のタイルの色合いに目が留まりました。



なんと、福田平八郎の絵を陶板で再現したものでした!

列を抜けて改めて全体を眺めちゃったよ。。



おいてあったパンフレット。写真は、手荷物検査の列に並ぶ人がたくさん写ってるので自粛。。