昨日は「国際女性デー」。

30年くらい前、たまたた3月8日、イタリアにいました。

窓から外を眺めていると道行く人たちが黄色い花を

手に持っています。

小さな男の子、お父さん、おじいちゃん…

その家のお母さんにあの花は何なの?

と聞いたところ

「今日は女性の日(FESTA DELLA DONNA)。

男性が女性を労ってミモザをプレゼントするの。

日本には女性の日は無いの?」

と聞かれ

女性の日は無いけれど、母の日があることを説明しました。

 

決して豪華な花束やプレゼントではなく、

道行く人たちが笑顔で可憐な美しいミモザの枝を大事そうに

持って歩いていたあの光景が今でも思い出されます。

写真は菜の花です…😅

 

さて、渋谷区では2015年に
「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」
が施行しました。

2024年3月現在までで大きく変化したのが

女性の進出だと感じます。

 

多様性条例は

人権尊重の理念を男女平等とともに、
性的マイノリティにも拡大することをうたった条例でした。

 

2015年当時、
毎年「渋谷男女平等・ダイバーシティセンター<アイリス>」

登録団体のみなさんと懇談会に出席していました。


懇談会で毎回いただいたご意見は

「渋谷区議会に女性議員が少ない!」

「女性議員に委員長職がいない!」
「総務委員会に女性議員がいない!」

「渋谷区役所の職員に女性の課長、部長が少ない!」

「女性の町会長がほとんどいない!」

というお声でした。

 

2015年当時の女性議員は7名、
現在は15名(議員定数は34名)になりました!

当時、女性の委員長職はいないか一名程度でしたが
現在は4名に!
総務委員会所属の8名のうち、女性議員は現在3名に!

区職員の女性課長、部長もずいぶん増えました。

執行部では2名の副区長、教育長、
選挙管理委員長、監査委員長と全員が女性です。

女性の町会長さんについては
恵比寿・代官山地区では1名でしたが、

現在では3名の女性の町会長さんが活躍されています。


女性の活躍が目覚ましくなったと
渋谷区議会、区職員、町会などから実感します。


また、朝の保育園では

お父さまの姿が当たり前になりました。

以前は圧倒的にお母様の送り迎え姿が多かったものです…。
待機児童の解消もですが、
女性が仕事をしやすい環境が

整えられたと感じます。
 

「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例」

施行以降、

女性、そして性的マイノリティ当事者への

配慮や意識をし、
それが段々自然なものとなり、

現在のように変化していったのだと感じます。

昨日のブログにも書いたように

パートナーシップ制度も

日本全国に広がりました。

人権尊重の理念を男女平等とともに、性的マイノリティにも

拡大し、次のステップへの進出、

それが今中間本会議で採決された

「渋谷区人権を尊重し差別をなくす社会を推進する条例」

です。

どんな内容なのかは

またこのブログにアップします😊

 

今日も最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。

すてきな週末をお過ごしください。