文教委員会の視察の続きです。
今日は茨木市の
「茨木っ子プランネクスト5.0 ~一人も見捨てへん~」

の中の不登校支援についてです。

 

 

茨木っ子プランは平成20年から取り組んでいます。

3年ごとに改定し、現在5次計画目(令和2年から6年度)。

 

5次計画の重点項目のひとつが

「いじめ・不登校対策を充実させる」

です。

 

茨木市も不登校の児童生徒が増傾向。

不登校の要因は

小学生は登校したい気持ちはあるけれど

身体不調や漠然とした不安で登校できない。

運動会の練習がいや 。

コロナ陽性後、登校できない、など。

中学生は親によるプレッシャーで情緒が不安定。

こだわりが強くて自分だけ違うのがいや、
など様々です。

 

そこで茨木市の不登校支援は
・中学校14校中11校に校内支援ルームを設置!!
・大学生などのボランティアなどによる訪問コース
・オンラインコース
・通室コース(教育センター)

 

さらに
「体験学習コース」を新たに開設!

体験学習コースは
通信制・単位制高等学校の向陽台高校での

体験学習。

令和3年3月に
「早稲田大阪学園向陽台高等学校と
茨木市教育委員会との連携協定に関する協定書」
を締結し、この事業が始まりました。

 

対象は茨木市内の不登校の状況にある小中学生。

 

特別なプログラムではなく、
向陽台高等学校の講座に一緒に入ります。
講座内容は英会話、ピラティス、
「馬を知ろう」、
キャッチコピーを学ぼう、ドローン、

ダム見学など。

高校生が中学生、小学生との関わりを持ち、
授業によっては近隣の高齢者も参加することもあるそうです。

異年齢の人たちと関わることにより
コミュニケーションがとれる子たちもいます。


当該の学校へも報告をし、

小中学生が学校との関係が切れないよう

連携をしているとのこと。

この体験学習の取組みは
渋谷区でも取り入れたいと思いました。


茨木市の不登校支援、
児童生徒が自らの希望や状況に応じて

選択することができるよう
居場所などの多様化を図っていました。

とても勉強になりました。

 

上の写真は茨木市議会の議場です。
重厚な雰囲気漂う立派な議場でした。


茨木市の教育委員会、市議会のみなさま
ありがとうございました。
 

今日も最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。