フィンランド共和国、派遣研修報告会で

小学生、中学生が感じたフィンランドについてです。

 

 

学校の教室では
机の形が四角だけでなく、
つなげると五角形になったり

床に座って授業を受けることもあったそうです。

それによりグループワークや発言しやすくなるように

形式を変えることがあるそうです。


また子どもたちと交流があったフィンランドのクラスでは
毎日席替えをおこなっており、
子どもたちが席を決めていたそうです。
それにより子どもたちがどこに座ると集中できるのか、
他の子たちと交流しやすいのかなど、

考える力が自然につくようです。

そして校則は特になく、

服装、髪型、お化粧などは
自由だそうで
小さなころから多様性を認め合う

そんな環境が整っているのでは

ということでした。


また、子どもたちから出た意見の中で
日本では夏休みには宿題がたくさんでますが、
フィンランドでは宿題が一切なかったそうです。
現地の先生曰く、通常は毎日宿題があるため、

たとえ宿題が無くても勉強する習慣がついている、
ということもあるそうです。
 

当日報告会に駆けつけてくださった
現地コーディネーターのSさん曰く、
学年が変わる前の長期休みということで

その時期は特に宿題がなかったそうですが、

フィンランドでは
休みはこれまで一生懸命やってきたご褒美
夏休みは学校では学べないことを学んでほしい

というのがフィンランド式夏休みだそうです!

素晴らしい!!
 

学校の遊具については

日本にはない遊具があり、
対面でこぐブランコ。
向かい合ってぶつからないように

ブランコをこぐそうです。
少々危ないのでは、と思ったそうですが、
それが子どもたちにとって

お互い気を付けながら

遊ぶことにもつながるようです。

日本の学校や公園には

危ないと言われる遊具は

撤去され、安全な遊具が

配置されるようになりましたが

子どもたちにとっては新鮮だったようです。


子どもたちの発表の中で、
自分で選択すること、自分で考えることの大切さを
学んだと感じました。

また学校内では自由であることによって
先生との間の信頼感が生まれることも感じたようです。

 

語学の通じないもどかしさも

感じたようです。
今後は英語をがんばる!という子どもたちも

いました。
 

遠足に行き、公園の中のブルーベリーなどを

当たり前にとって食べるなど、
自然と一体化の生活も

渋谷の子どもたちにとっては

大きな驚きと共に、
自然を大切にすることを学びました。
 

子どもたちがタブレットで資料をつくり、
それぞれが感じたこと、学んだことの

発表には私もたくさんの気づきがありました。
 

今日も最後までお付き合いいただき

ありがとうございました。