セルフ・ネグレクトとは何か②  自分を大切にしましょう | 渋谷区精神保健福祉オンブズパーソン

渋谷区精神保健福祉オンブズパーソン

ブログの説明を入力します。

『しあわせへの道』からの引用



この本をあなたへ送ったのは



私が

あなたの生存を

大切に

思っているからです。



※生存=生き続ける、存在し続ける、生きる行為。





1 自分を大切にしましょう



1-1 病気の時は手当を受けたり、大事を取ったりしましょう。


よく人は病気の時、伝染性の病気にかかっていても、自分を隔離したり、適切な治療を受けたりしません。簡単にわかることですが、これはあなたを危険にさらしてしまうでしょう。誰かが病気であれば、手当を受けたり、大事を取ったりするよう強く勧めましょう。


2-2 身体を清潔にしておきましょう


日頃から入浴したり、手を洗ったりしていない人は、ばい菌を運んでいる可能性があります。その人は、あなたを危険にさらしているのです。人びとに対して、 日頃からきちんと入浴したり、手を洗うよう強くす勧めるのは、あなたの当然の権利です。仕事や運動をすればからだは当然汚れます。その後に汚れを落とすよ うにさせましょう。


1-3 歯を大切にしましょう。


食後にいつも歯を磨けば、虫歯で苦しむことはないと言われています。食後にいつも歯を磨く事やガムを噛んだりすることは、口の中の病気や口臭から他の人を守る上でとても役に立ちます。他の人に歯を大切にするように勧めましょう。


1-4 きちんと食事を取りましょう。


きちんと食事を取らない人たちは、あなたにとって、またその人たち自身にとって、あまり助けにはなりません。彼らはエネルギー不足の傾向にあります。時々 怒りっぽくなります。病気にかかりやすくもなります。必要なのは奇妙な食事療法ではなく、栄養のある食べ物を定期的に取ることです。


1-5 休息を取りましょう。


人生には、通常の睡眠時間をけずって仕事をしなくてはいけないことが何度もありますが、きちんと休息を取っていない人は、他の人の重荷になることがあります。

疲れている人は注意力が鈍くなります。その人達は間違いを犯すかもしれません。彼らは事故を起こしてしまいます。ちょうどあなたが彼らを必要としている時 に、彼らは仕事の負担をすべて他の人に負わせてしまうかもしれません。彼らは他の人たちを危険にさらしています。きちんと休息を取っていない人には、きち んと休息をとるよう強く勧めましょう。




2 節度を保ちましょう



2-1 害のある薬物をとってはいけません。


薬物をとる人たちは、目の前にある現実をいつも見ているとはかぎりません。

彼らは心そこにあらずの状態にいます。高速道路において、人との普段の接触において、家庭において、その人たちは非常に危険な存在になることがあります。 人は薬物をとっている時、「気分が良くなる」とか「よりうまく行動できる」とか「ただ、しあわせ」であると信じています。それは単にもう一つの錯覚を見て いるにすぎません。遅かれ早かれ、その薬物は、その人たちの肉体を滅ぼしてしまうでしょう。人が薬物をとるのを思いとどまらせなさい。人が薬物をとってい たら、それをやめる手助けを得るよう、その人に勧めましょう。


2-2 アルコールをとり過ぎてはいけません。


アルコールをとっている人は注意力がにぶります。アルコールのせいで、より機敏になったとその人たちが思っている時でさえ、反応する能力は鈍くなっています。アルコールには医学的な価値がいくらかあります。それはひどく過大評価されることもあります。
 
アルコールをとった人に、車や飛行機であなたを送らせてはいけません。飲酒が人の命を奪ってしまう方法は、ひとつだけではありません。ちょっとのお酒でも 大きな影響を与えます。飲み過ぎによって、不幸や死という結果に終わらないようにしなさい。人びとがお酒を飲み過ぎないようにさせましょう。

上記の点を守れば、人は身体的な面で人生をより楽しむことができるようになります。

※節度を保つ 極端に走らないこと。度を越して物事を行わないこと。自分自身の欲求をコントロールすること。




12 あなたの環境を保護し、より良くしましょう



12-1 身なりをきちんとしましょう


自分自身を見る必要もなく何日も過ごすために、自分が他の人々のいる風景やその人たちの外観の一部になっていることに気づいていない人たちが時々います。また、外見によって、自分がほかの人から評価されていることを認識していない人たちもいます。
 
衣服はお金がかかるかもしれませんが、石鹸やそのほかの身だしなみの道具を手に入れるのは難しいことではありません。清潔に保つテクニックを知るのは時には難しいこともありますが、工夫することはできます。
 
野蛮な社会や非常に堕落した社会では、誰が見ても醜いと思うような格好がファッションになったりします。これは実際、自尊心の欠如のあらわれです。
 
運動したり、働いたりすると、とても汚れたりすることがあります。例として、ヨーロッパやイギリスの労働者の中には、働いている時でさえ身なりをきちんとしている人たちがいます。優れたスポーツ選手の何人かは、汗だくになっていてもきちんとして見えます。
 
身なりを構っていない人たちによって、環境の外観がそこなわれていると、知らない間に、人びとの士気を落としてしまうことがあります。
 
あなたのまわりの人たちが身なりをきちんとするように、勧めましょう。その人達がそうした時にはほめてあげたり、そうでない時にはその人達の問題に優しく手を貸してあげたりして、励ましてあげましょう。それは彼らの自尊心や士気を高めることにもなります。


12-2 自分のまわりにあるものや場所を大切にしましょう


人びとが自分たちの所有物や環境を乱雑にしていると、その影響があなたにもふりかかってきます。
 
人びとが自分たちの持ち物や場所を大切にすることができないように見える時があります。それは自分たちがあまりその場所に属していない、また、自分たちの 物があまり自分たちの物でではないと感じている、その人達の気持ちのあらわれなのです。幼い時、その人達に 「与えられた」 物には多過ぎるほどの条件や注意がついていたり、兄弟や姉妹や両親に取り上げられることもありました。そして、このような子供たちは、うれしいとは思って いなかったかもしれません。
 
こういった人びとの所有物、部屋や仕事場、乗り物は、それらが実際誰にも属していないことをまわりの人たちに知らせているのです。さらにひどくなると、 かっとなって物にあたる人もいます。公共の物やほかの人の物をわざと破壊したりする行為がそのあらわれです。 「持ち主のいない」 家や車は、じきにだめ になってしまいます。
 
収入の少ない人を対象とした住宅を建築し、管理している人たちは、その建物の傷み始める速さにしばしば驚かされています。定義によると貧困は、わずかに所 有している、または何も所有していないという意味です。いろいろな形で苦しい目に遭った彼らはまた、自分たちがそこに属していないようにも感じ始めるので す。
 
とはいえ、金持ちだろうと、貧乏だろうとまたどんな理由があろうとも、自分の所有物や場所を大切にしない人は、まわりにいる人たちに混乱をもたらすことがあります。きっとあなたはそのような例を思いつくでしょう。
 
そういった人びとに、人生において実際に何を所有しているのか、また彼らが自分たちのいる場所に本当に属しているかどうか聞いてみなさい。びっくりするような答えが返ってくるでしょう。また、それは彼らを大いに助けることにもなります。
 
所有物や場所を整理する技術は教えることができます。ある人にとっては 「物を取ってきて使ったら、また見つけられるようにそれを同じ場所に返すべきである」 ということが、新しい考えのように聞こえるかもしれません。ある人は物を探すだけで自分の時間の半分を費やしてしまいます。整理するわずかな時間が、仕事 をはかどらせるという形で自分に返ってくるのです。それは誰かが信じているような時間の浪費ではありません。
 
自分の所有物や場所を守るために、ほかの人たちにも彼らのものを大切にさせるようにさせましょう。

『しあわせへの道』L.ロン・ハバード




しあわせへの道 しあわせへの道
L.ロン ハバード L.Ron Hubbard 稲盛 和夫

ニューエラパブリケーションズジャパン 2001-10-30
売り上げランキング : 310119

Amazonで詳しく見る
by G-Tools