「チャラン・ポ・ランタン」の14年12月発表、1st「テアトル・テアトル」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源。

チャランポランタン1

チャラン・ポ・ランタンは、実の姉妹の音楽ユニット。
メンバーは、もも(妹・ボーカル&コーラス)と小春(姉・アコーディオン&コーラス)。

シャンソンや民俗音楽などを主体に、さまざまなジャンルの要素を取り入れた、サーカスや大道芸風のサウンドを特徴としています。
ももと小春二人だけの演奏曲もありますが、バック・バンドのカンカンバルカンを従えた賑やかな曲が多いです。
また、海外では「オルタナティブ・シャンソン」とも呼ばれています。

このアルバムは、メジャー・デビュー1作目(オリコン35位)。

クレジットが無い曲は、全て小春の作詞作曲。
1曲目「71億ピースのパズルゲーム」は、2ndたらふくシングル。
2曲目「ムスタファ」は、インディーズ盤1st「ただ、それだけ。」収録曲のリメイク。オリジナルはアラブ民謡で、03年にくものすカルテットが日本語詞を付けて発表したヴァージョンのカバー。また、坂本九がボーカル時代のダニー飯田とパラダイスキングが「悲しき六十才」の邦題で60年にヒットさせました。笑いながら歌ったりと、ライブ感も溢れています。
3曲目「さよなら遊園地」は、哀愁を帯びた曲。自分が行ったことがある閉園した「向ヶ丘遊園」「多摩川園」「横浜ドリームランド」を想い出しました。
4曲目「蕾」は、シャンソン風のムーディーな曲。エンディングは、曲が一旦終わってから無伴奏の歌が入ります。
5曲目「美しさと若さ」は、途中からテンポアップする歌謡曲調の曲。演劇風の歌い回しが面白いです。
6曲目「私の宇宙」は、10曲目のシングル・カップリング。アコーディオンとボーカルのみのシンプルな曲。
7曲目「プレゼント」は、バイオリンとサックスが目立つ、ほのぼのとした曲。
8曲目「ワーカホリック」は、ダウンタウンの浜ちゃんの息子ハマ・オカモトとUCARYのサウンド・プロデュース。ラップ調のボーカルによるファンク・ナンバーで、ハマ・オカモトが演奏するベースもブンブン唸っています。歌詞がめちゃ面白いです。
9曲目「NANDE-NANDE」は、ハンガリーの作曲家、レヴェンテ・セレーニによる作曲。Besh O droMというバンドの「Amikor En Kissrac Voltam」という曲のカバーらしいです。疑問符連発のふざけた歌詞は、オリジナルのようですが…。
10曲目「忘れかけてた物語」は、1stたらふくシングル(メジャーデビューシングル)。TBS「夏サカス」14年テーマ曲。
11曲目「愛の讃歌」は、エディット・ピアフによるシャンソンの名曲のカバー。
12曲目「季節は廻る」は、多彩な音色のアコーディオンが印象に残る曲。

先月聴いたベスト盤「いい過去どり」に12曲中6曲も収録されています。

Youtubeで「忘れかけてた物語」のMV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「私の宇宙」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「71億ピースのパズルゲーム」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「ムスタファ」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「さよなら遊園地」の音源です。
 


同じくYoutubeの「美しさと若さ」のMV映像です。
 


同じくYoutubeの「ワーカホリック」のライブ映像です。
 


同じくYoutubeの「愛の讃歌」のライブ映像です。