「チャットモンチー」の07年10月発表、2nd「生命力」を聴きました。

僕が聴いたのはサブスク配信、15年に「Forever Edition」と銘打って再発売されたリマスター音源(Disc1のみ)。

チャットモンチー2

 

1stと対になったジャケット・デザイン(赤に対して青)。

チャットモンチーは、徳島出身の女性3ピース・ロック・バンド(05年メジャーデビュー、18年解散)。
メンバーは、橋本絵莉子(ボーカル&ギター)、福岡晃子(ベース&コーラス)、高橋久美子(ドラムス&コーラス)。

このアルバムは、1st「耳鳴り」に続く2作目(オリコン2位)。
プロデューサーは、いしわたり淳治。

1曲目「親知らず」は、チャットモンチーらしいギターとドラムで始まる曲。歯の「親知らず」をモチーフに、田舎の両親や家族に想いを寄せる内容で、前作「東京ハチミツオーケストラ」の続編らしいです。
2曲目「Make Up! Make Up!」は、パワフルなハードロック・ナンバー。
3曲目「シャングリラ」は、3rdシングル(オリコン6位)。フジテレビ系アニメ「働きマン」エンディングテーマ。手拍子入り4つ打ちビートの軽快なダンス・ナンバーですが、サウンド的には音の厚みもあり、かなりパワフルです。「携帯電話を川に落としたよ 笹舟のように流れてったよ ああ」という歌詞がユニークですね。バンド最大のヒットシングル。
4曲目「世界が終わる夜に」は、6曲目と両A面の5thシングル(オリコン9位)。映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」主題歌。椎名林檎のような情念を感じさせるミディアムテンポのロック・ナンバー。
5曲目「手のなるほうへ」は、冒頭で「パンパン」歌うコーラスが可愛らしいですが、間奏のちょっと歪んだギター・ソロ以降はパワー全開になる曲。
6曲目「とび魚のバタフライ」は、4曲目と両A面の5thシングル(オリコン9位)。「スカパー!夏フェス祭り」イメージソング。ちょっとチープなギターサウンドのアップテンポなポップ・ナンバー。途中で「テケテケ」鳴るクロマチックラン奏法も入ります。
7曲目「橙」は、6thシングル(オリコン16位)。テレビ東京系アニメ「BLEACH」エンディングテーマ。橋本の絶唱が堪能できるパワフルなミディアムテンポのロック・ナンバー。「プリーズ ドント ゴー エニウェア」なんて歌詞がカタカナ表記で、歌い方も思いっきり日本語っぽいのが可笑しいです。
8曲目「素直」は、橋本と福岡のピアノ連弾、高橋のクラリネットによる異色の曲。
9曲目「真夜中遊園地」は、アップテンポのストレートなポップロック。
10曲目「女子たちに明日はない」は、4thシングル(オリコン17位)。日本テレビ系「音楽戦士 MUSIC FIGHTER」エンディングテーマ。冒頭からユニゾンで歌い始め、ギターが唸るロック・ナンバー。橋本のボーカルが滅茶苦茶元気です。
11曲目「バスロマンス」は、10曲目のシングル・カップリング。ロッテガーナミルクチョコレートCMソング。遠距離恋愛がテーマのキュートなポップロック。タイアップ曲なので、シングル・カップリングで唯一収録。
12曲目「モバイルワールド」は、ギターロック。
13曲目「ミカヅキ」は、アマチュア時代の未発表曲。このメロディーだと普通はアコースティック・ナンバーだと思いますが、オルタナティブ・ロックにしてしまう所がこの3人ですね。

前作よりオルタナ感が後退して、ポップ寄りになった点が賛否分かれますかね。
普通はサポートメンバーがレコーディングに参加していそうですが、そうでは無くて全部3人で演奏している所がこのバンドの魅力だと思います。

Youtubeで「シャングリラ」のMV映像とライブ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 

 


同じくYoutubeで見つけた「女子たちに明日はない」のMV映像とライブ映像です。
 

 


同じくYoutubeで見つけた「とび魚のバタフライ」のMV映像とライブ映像です。
 

 


同じくYoutubeで見つけた「世界が終わる夜に」のMV映像とライブ映像です。
 

 


同じくYoutubeで見つけた「橙」のMV映像とライブ映像です。
 

 

 

同じくYoutubeで見つけた「真夜中遊園地」のライブ映像です。