「フー・ファイターズ(Foo Fighters)」の97年5月発表、2nd「ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ(The Colour and the Shape)」を聴きました。

僕が聴いたのは、サブスク配信音源。

フー・ファイターズ2-1

フー・ファイターズ2-2

フー・ファイターズは、ニルヴァーナのドラマーだったデイヴ・グロールが率いるアメリカ・シアトル出身のロック・バンド。
この時点の正式メンバーは、デイヴ・グロール(ボーカル・ギター・ドラムス)、パット・スメア(ギター)、ネイト・メンデル(ベース)の3名。
ドラムスは、レコーディング中にウィリアム・ゴールドスミスが脱退したため、1曲目と6曲目を除き、デイヴが演奏しています。

このアルバムは、1st「フー・ファイターズ(Foo Fighters)」に続く、2作目(全米10位・全英3位)。
プロデューサーは、ピクシーズのプロデュースで有名なギル・ノートン。

1曲目「ドール(Doll)」は、籠ったボーカルとギター弾き語りで始まる短い曲。
2曲目「モンキー・レンチ(Monkey Wrench)」は、全米オルタナ・エアプレイ9位・全英12位。ハイテンポのポップ・パンク。曲名は工具の名称。モンキー・スパナの方が知られていると思いますが、レンチは米語、スパナは英語です。

3曲目「ヘイ,ジョニー・パーク!(Hey, Johnny Park!)」は、冒頭やサビのダイナミックなサウンドと、静かなAメロ・Bメロの対比がドラマチックなロック・ナンバー。
4曲目「マイ・プアー・ブレイン(My Poor Brain)」は、ノイズのイントロから始まり、序盤は囁くように歌われますが、途中からドライブするキャッチーなロック・ナンバー。
5曲目「ワインド・アップ(Wind Up)」は、ギターが唸りを上げ、ボーカルは絶叫するハードロック・ナンバー。
6曲目「アップ・イン・アームス(Up in Arms)」は、アコースティックな雰囲気から、口笛が入って一転するハイテンポなロック・ナンバー。
7曲目「マイ・ヒーロー(My Hero)」は、全米オルタナ・エアプレイ6位・全英21位。曲名や歌詞のカート・コバーン説は、デイヴ本人が否定しています。
8曲目「シー・ユー(See You)」は、ファンキーなアコースティック・ナンバー。途中で拍手が入ります。
9曲目「イナフ・スペース(Enough Space)」は、ゴリゴリのベースが印象的なハードロック・ナンバー。
10曲目「フェブラリー・スターズ(February Stars)」は、静かに呟くように歌われるシンプルな曲ながら、最後に盛り上がりを見せます。
11曲目「エヴァーロング(Everlong)」は、全米オルタナ・エアプレイ3位・全英18位。歌詞の「彼女は歌った」の「彼女」は、当時デイヴの恋人だったルイーズ・ポスト(ロック・バンド、ヴェルーカ・ソルトのメンバー)と言われています。ルイーズ・ポストは、ノン・クレジットながらバック・ボーカルでも参加しています。あまり聞こえませんけど…。
12曲目「ウォーキング・アフター・ユー(Walking After You)」は、気怠い雰囲気のアコースティック・ナンバー。再録されたヴァージョンが映画「X-ファイル」のサウンドトラックよりシングル・カットされ、全米オルタナ・エアプレイ12位・全英20位。
13曲目「ニュー・ウェイ・ホーム(New Way Home)」は、途中で呟くように歌うブレイクを挟み、そこから徐々に盛り返すのが特徴的なロック・ナンバー。
14曲目「ザ・カラー・アンド・ザ・シェイプ(The Colour and the Shape)」は、アルバム・タイトル曲なのに、ボーナストラック扱い。また、2曲目のシングル・カップリング。

Youtubeで「モンキー・レンチ(Monkey Wrench)」のMV映像とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 

 


同じくYoutubeの「エヴァーロング(Everlong)」のMV映像とライヴ映像です。
 

 


同じくYoutubeの「マイ・ヒーロー(My Hero)」のMV映像とライヴ映像です。
ライヴは、昨年亡くなったメンバーのテイラー・ホーキンスのトリビュート・コンサートより。
ドラムを叩いているのは、ホーキンスの息子のシェーン・ホーキンス。

 

 


同じくYoutubeの「ウォーキング・アフター・ユー(Walking After You)」のMV映像です。