「レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー(Lady Gaga and Bradley Cooper)」の18年12月発表、「アリー/ スター誕生 サウンドトラック(A Star Is Born)」を聴きました。

僕が持っているのは、国内盤。

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー1
(ジャケット表)
タイトルが日本語で書かれた独自仕様。こういう改変は好きではありません。

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー2
(ジャケット裏)

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー3

 

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー4

(ジャケット内側、CDレーベル&トレイ下)

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー5

 

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー6

 

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー7

 

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー8

 

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー9

 

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー10

 

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー11

(ブックレット)

レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー12
(帯表裏)

このアルバムは、4th「ジョアン(Joanne)」に続く、同名映画のサウンドトラック(全米1位・全英1位)。

映画としては、37年のジャネット・ゲイナーとフレドリック・マーチが主演した「スタア誕生」に始まり、54年のジュディ・ガーランドとジェームズ・メイソンによる「スタア誕生」、76年のバーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンによる「スター誕生」に続いて、4度目となります。
最初の2作は映画業界が舞台でしたが、今作は前作と同じく音楽業界が舞台となっています。
前作は、バーブラ・ストライサンドによる「スター誕生の愛のテーマ(Evergreen)」がヒットした事(全米1位・全英3位)でも有名ですね。
また、ガガ(役名アリー)の相方は、監督も兼任したアメリカ人俳優のブラッドリー・クーパー(役名ジャクソン・メイン)。本業は俳優なのに、渋い歌声が魅力的です。ギターも相当に練習したようです。

サウンドトラックには、全部で34曲収録されておりますが、そのうち15曲は映画のセリフ等で、楽曲は19曲。
その19曲のうち、ガガ単独歌唱が9曲、クーパー単独歌唱が5曲、デュエットが5曲となっています。

1曲目「イントロ(Intro)」
2曲目「ブラック・アイズ(Black Eyes)」は、ブラッドリー・クーパーの歌唱。70年代ハードロック。
3曲目「サムホエア・オーヴァー・ザ・レインボー(Somewhere Over The Rainbow)」は、ダイアローグ。
4曲目「ファビュラス・フレンチ(Fabulous French)」は、ダイアローグ。
5曲目「ラ・ヴィ・アン・ローズ(La Vie En Rose)」は、レディー・ガガの歌唱。エディット・ピアフのカバー。映画では、ドラァグ・バーでアリーとジャクソンが出会うシーンで歌われます。
6曲目「アイル・ウェイト・フォー・ユー(I'll Wait For You)」は、ダイアローグ。
7曲目「メイビー・イッツ・タイム(Maybe It's Time)」は、全米93位。ブラッドリー・クーパーの歌唱。アコースティック・ギター弾き語り。
8曲目「パーキング・ロット(Parking Lot)」は、ダイアローグ。
9曲目「アウト・オブ・タイム(Out of Time)」は、ブラッドリー・クーパーによるギター・インストゥルメンタル。
10曲目「アリバイ(Alibi)」は、ブラッドリー・クーパーの歌唱。これも、ハードロック。
11曲目「トラスト・ミー(Trust Me)」は、ダイアローグ。
12曲目「シャロウ ~「アリー/ スター誕生」愛のうた(Shallow)」は、全米1位・全英1位・日本29位。レディー・ガガとブラッドリー・クーパーのデュエット。第91回アカデミー歌曲賞受賞。映画では、急遽ジャクソンのコンサートでアリーとデュエットする、印象深いシーンで歌われます。
13曲目「ファースト・ストップ、アリゾナ(First Stop, Arizona)」は、ダイアローグ。
14曲目「ミュージック・トゥ・マイ・アイズ(Music To My Eyes)」は、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーのデュエット。スローテンポの哀愁を帯びたアコースティック・ロック。
15曲目「ディギン・マイ・グレイヴ(Diggin' My Grave)」は、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーのデュエット。ギターが渋いロック。
16曲目「アイ・ラヴ・ユー(I Love You)」は、ダイアローグ。
17曲目「オールウェイズ・リメンバー・アス・ディス・ウェイ ~2人を忘れない(Always Remember Us This Way)」は、全米41位・全英25位。レディー・ガガの歌唱。ピアノ弾き語りによる感動的なバラード。映画では、二人で行ったライヴのラストで歌われます。これは、実際にガガがヘッドライナーを務めた音楽フェスティバル「コーチェラ」で、アリーになり切って演奏したシーンの流用のようです。
18曲目「アンビリーバブル(Unbelievable)」は、ダイアローグ。
19曲目「ハウ・ドゥ・ユー・ヒアー・イット?(How Do You Hear It?)」は、ダイアローグ。次の曲のメロディーを鼻歌で歌っています。
20曲目「ルック・ホワット・アイ・ファウンド(Look What I Found)」は、レディー・ガガの歌唱。ホーン入りのファンキーなナンバー。
21曲目「メンフィス(Memphis)」は、」は、ダイアローグ。
22曲目「ヒール・ミー(Heal Me)」は、レディー・ガガの歌唱。フィンガースナップ入りやセリフが入った幻想的な曲。
23曲目「アイ・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ(I Don't Know What Love Is)」は、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーのデュエット。ストリングス入りの味わい深い曲。特に、クーパーがソロで歌う部分が素晴らしいです。映画では、二人の結婚式のシーンで流れます。
24曲目「ヴァウズ(Vows)」は、」は、ダイアローグ。
25曲目「イズ・ザット・オールライト?(Is That Alright?)」は、全米63位。レディー・ガガの歌唱。ピアノ弾き語り。
26曲目「SNL(SNL)」は、ダイアローグ。
27曲目「ホワイ・ディド・ユー・ドゥー・ザット?(Why Did You Do That?)」は、レディー・ガガの歌唱。本領発揮のアンビエントなダンス・ナンバー。映画では、「サタデー・ナイト・ライブ」という実在の音楽番組で歌われます。
28曲目「ヘアー・ボディー・フェイス(Hair Body Face)」は、レディー・ガガの歌唱。ヒップホップ感覚のダンス・ナンバー。
29曲目「シーン98(Scene 98)」は、ダイアローグ。
30曲目「ビフォア・アイ・クライ(Before I Cry)」は、レディー・ガガの歌唱。ストリングスをバックに熱唱。
31曲目「トゥー・ファー・ゴーン(Too Far Gone)」は、ブラッドリー・クーパーの歌唱。最後も、

70年代カントリー・ロックで締め括り。
32曲目「トゥウェルヴ・ノーツ(Twelve Notes)」は、ダイアローグ。
33曲目「アイル・ネヴァー・ラヴ・アゲイン(映画ヴァージョン)(I'll Never Love Again(Film Version))」は、全米36位・全英27位。ガガが最初は語り掛けるように、中盤以降は力強くソウルフルに歌い上げます。映画では、亡くなったジャクソンの追悼コンサートで歌われるトリビュート曲で、最後のフラッシュバック・シーンで、クーパーの歌声が入りますが、それもそのまま収録されております。
34曲目「アイル・ネヴァー・ラヴ・アゲイン(エクステンデッド・ヴァージョン)(I'll Never Love Again(extended version))」は、レディー・ガガの歌唱。

映画の方も、アマゾン・プライム・ビデオで視聴しました。
映画はストーリーの展開も速く、曲もフルコーラス流れない物が多いので、ちゃんとガガの曲を聞くにはサントラが不可欠ですね。
当初は、曲間のダイアローグが邪魔な感じもしましたが、映画を見終わった後では、シーンも蘇るので、これもありかなと思いました。
また、ガガのイメージとは異なるカントリーから始まり、徐々に持ち味発揮のポップスへと転身して行くストーリーは、曲調の変化と共に、良く考えられているなと思いました。
アルバムのメインとなる曲は、やはりシングルにもなった12曲目、17曲目、33曲目の3曲で、映画でも象徴的なシーンで使われています。


Youtubeで「シャロウ ~「アリー/ スター誕生」愛のうた(Shallow)」のPV映像とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「オールウェイズ・リメンバー・アス・ディス・ウェイ ~2人を忘れない(Always Remember Us This Way)」のPV映像です。

 


同じくYoutubeの「アイル・ネヴァー・ラヴ・アゲイン(I'll Never Love Again)」のPV映像です。

 


同じくYoutubeの「ルック・ホワット・アイ・ファウンド(Look What I Found)」のPV映像です。
 


同じくYoutubeの「アリー/ スター誕生(A Star Is Born)」のトレイラー映像です。