「ベイ・シティ・ローラーズ(Bay City Rollers)」の74年10月発表、1st「エジンバラの騎士(Rollin')」を聴きました。

僕が持っているのは、08年発売の紙ジャケット、04年リマスター。

ベイシティローラーズ1-1
(ジャケット表)
日本初回盤LP帯再現。邦題は、出身地のエジンバラより。

ベイシティローラーズ1-2
(帯を外したジャケット表)

ベイシティローラーズ1-3
(ジャケット裏)

ベイシティローラーズ1-4
(ジャケット内側)

ベイシティローラーズ1-5

 

ベイシティローラーズ1-6

(日本語解説書表裏)
当時のライナーノーツの写真を再現。

ベイ・シティ・ローラーズは、イギリス・スコットランドのエジンバラ出身のアイドル・ロック・グループ。
この当時のメンバーは、レスリー・マッコーエン(リード・ボーカル)、エリック・フォークナー(リード・ギター)、スチュアート・ウッディ・ウッド(サイド・ギター)、アラン・ロングミュアー(ベース)、デレク・ロングミュアー(ドラムス)の5人。

先日、レスリーが65歳で亡くなりました(合掌)。
このアルバムは、イギリスでのデビュー作となる1作目(全英1位・オリコン37位)。
日本では、75年の2nd「噂のベイ・シティ・ローラーズ(Once Upon a Star)」が先に発売され、このアルバムはそれに次いで発売されました。
プロデューサーは、フィル・コウルターとビル・マーティン。
日本語解説書に書かれておりますが、セッション・ミュージシャンを起用して、わずか4日間で録音されたようです。
このようなエピソードは、デビュー作ではあるあるかもしれませんが、もちろんクレジットは見当たりません。

1曲目「ベイ・シティ・ローラーズのテーマ(Shang-a-Lang)」は、全英2位。日本盤シングルの邦題は「恋のロックン・ロール」。
2曲目「青春のささやき(Give It to Me Now)」は、ブルース・ロック。
3曲目「エンジェル・エンジェル(Angel Angel)」は、エリックとウッディの共作。左右のチャンネルで、レスリーとエリックがデュエット。コーラスは「シュビドゥ」と曲名を繰り返しコールします。
4曲目「ビー・マイ・ベイビー(Be My Baby)」は、ザ・ロネッツのカバー。
5曲目「ジャスト・ア・リトル・ラブ)」は、エリックとウッディの共作。ボサノヴァ調で甘いボーカル、美しいアコースティックギターのソロが印象的です。
6曲目「想い出に口づけ(Remember(Sha-La-La-La))」は、全英6位。軽快なテンポの曲。
7曲目「サタデー・ナイト(Saturday Night)」は、全米1位。「S-A-T-U-R-D-A-Y」と綴りで歌うのが印象深いです。
8曲目「不思議な気持(Ain't It Strange)」は、エリック、ウッディ、レスリーの共作。カントリー風のアコースティック・ソング。
9曲目「ひとりにしないで(Please Stay)」は、本家ドリフターズのカバー。スローバラードで、セリフ一言付き。
10曲目「踊ろよ ジェニー(Jenny Gotta Dance)」は、マーチング・ソング風の曲。
11曲目「さよならベイビー(There Goes My Baby)」は、エリックとウッディの共作。オールディーズ風のポップ・ソング。今度は少し長いセリフ入り。終盤にはパーカッションも加わります。
12曲目「太陽の中の恋(Summerlove Sensation)」は、全英3位。鐘の音が印象的な曲。

このアルバムは、父親がヨーロッパ旅行に行った際に、妹がお土産で買って貰っていたのを覚えております。
何と言っても7曲目ですが、レスリーの前任ボーカル(ノビー・クラーク)が歌って73年にシングル盤をリリースするものの、全くヒットせず。
その後、レスリーが吹き込み直したこのアルバムのヴァージョンがアメリカで大ヒットし、同じく日本でもヒット。バンドの代表曲となりました。

Youtubeで「サタデー・ナイト(Saturday Night)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「ベイ・シティ・ローラーズのテーマ(Shang-a-Lang)」のライヴ映像です。
 


同じくYoutubeの「想い出に口づけ(Remember(Sha-La-La-La))」のライヴ映像です。
 


同じくYoutubeの「太陽の中の恋(Summerlove Sensation)」のライヴ映像です。