「エアロスミス(Aerosmith)」の74年3月発表、2nd「飛べ!エアロスミス(Get Your Wings)」を聴きました。

僕が持っているのは、04年発売の紙ジャケット、93年リマスター。

エアロスミス2-1
(ジャケット表)
米国初回盤LPジャケットを再現。日本初回盤LP帯再現。帯の文言から分かるように、日本でのデビュー作。

エアロスミス2-2
(帯を外したジャケット表)

エアロスミス2-3
(ジャケット裏)

エアロスミスは、アメリカ・ボストン出身のロック・バンド。
メンバーは、スティーヴン・タイラー(ボーカル、ピアノ、ハーモニカ)、ジョー・ペリー(ギター)、ブラッド・ウィットフォード(ギター)、トム・ハミルトン(ベース)、ジョーイ・クレイマー(ドラムス、パーカッション)の5人。

このアルバムは、前作「野獣生誕(Aerosmith)」に続く2作目(全米74位)。
プロデューサーは、70年代のエアロスミス成功の立役者となるジャック・ダグラス。

1曲目「セイム・オールド・ソング・アンド・ダンス(Same Old Song and Dance)」は、2ndシングル(チャートインせず)。当時の邦題は「エアロスミス離陸のテーマ」。軽快なシャッフル・ナンバー。  
2曲目「支配者の女(Load of the Thighs)」は、5曲目のシングルB面。ルーズな雰囲気のロックン・ロール。ギターソロが突然左右のチャンネルに飛んで広がる、凝った仕掛けも面白いです。
3曲目「四次元飛行船(Spaced)」は、6曲目のシングルB面。タイトル通り、スペイシーな雰囲気のサイケデリック・ナンバー。
4曲目「黒いコートを着た女(Woman of the World)」は、テンポ・チェンジを多用する曲。
5曲目「エアロスミス、S.O.S.(S.O.S.(Too Bad))」は、4thシングル(チャートインせず)。パンクロック並みに疾走する曲。
6曲目「トレイン・ケプト・ア・ローリン(Train Kept A-Rollin')」は、3rdシングル(チャートインせず)。ヤードバーズのカバー。当時の邦題は「ブギウギ列車夜行便」。後半は歓声が入り、さながらライヴのようになってテンポアップします。これは疑似ライヴなのか、本当のライヴに繋げたものなのか、どちらなのでしょうか?
7曲目「折れた翼(Seasons of Wither)」は、前曲の歓声に被った風の音とアルペジオのギターから始まり、ゆったりとした曲調ながら徐々に盛り上がって行きます。
8曲目「パンドラの箱(Pandora's Box)」は、1曲目のシングルB面。ホーンやピアノも加わったミディアム・テンポのヘビー・ロック。91年に、デビュー以来の未発表曲を含めた同名のボックスセットが発売されております。

「野獣生誕」と比べると、一気に完成度が上がった気がします。やはり、ジャック・ダグラスの起用が功を奏したと思います。

Youtubeで「セイム・オールド・ソング・アンド・ダンス(Same Old Song and Dance)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 


同じくYoutubeの「トレイン・ケプト・ア・ローリン(Train Kept A-Rollin')」のTVライヴ映像です。

 


同じくYoutubeの「エアロスミス、S.O.S.(S.O.S.(Too Bad))」のライヴ映像です。