「エアロスミス(Aerosmith)」の01年3月発表、13th「ジャスト・プッシュ・プレイ(Just Push Play)」を聴きました。

僕が持っているのは、04年発売の紙ジャケット、01年オリジナル・マスター、ボートラ2曲付。

 

エアロスミス13-1
(ジャケット表)
米盤オリジナルLPジャケット再現。日本ではLPが発売されなかったため、帯は新規作成。

 

エアロスミス13-2
(帯を外したジャケット表)
イラストは、初代AIBO(アイボ)のデザインを手掛けたイラストレーター、空山基(そらやま はじめ)の作品「セクシーロボット♯22」。マリリン・モンローの主演映画「七年目の浮気」のスカートが浮き上がるシーンがモチーフか?

 

エアロスミス13-3
(ジャケット裏)

 

エアロスミス13-4

 

エアロスミス13-5
(内袋表裏)

 

エアロスミスは、アメリカ・ボストン出身のロック・バンド。
メンバーは、スティーヴン・タイラー(ボーカル、ピアノ、ハーモニカ)、ジョー・ペリー(ギター)、ブラッド・ウィットフォード(ギター)、トム・ハミルトン(ベース)、ジョーイ・クレイマー(ドラムス、パーカッション)のオリジナル・メンバー5人。

 

このアルバムは、前作「ナイン・ライヴズ(Nine Lives)」に続く13作目(全米2位・全英7位・オリコン4位)。
プロデューサーは、スティーヴン・タイラー&ジョー・ペリー、マーク・ハドソン、マーティ・フレデリクセン。

 

1曲目「ビヨンド・ビューティフル(Beyond Beautiful)」は、複雑に音が絡まったドラマチックな曲。冒頭は前作でも見られた中近東っぽい雰囲気。
2曲目「ジャスト・プッシュ・プレイ(Just Push Play)」は、全米ロック・チャート10位。ジャマイカ訛りの英語と言われるパトワを使ったラップ調の曲。スクラッチは、トニー・ペリー(ジョー・ペリーの息子)。歌詞は、多分放送禁止用語頻出と思われますが、どさくさに紛れて「ウォーク・ディス・ウェイ」って歌っております。

3曲目「ジェイディッド(Jaded)」は、全米7位・全英13位。爽やかな雰囲気のポップ・ロック。
4曲目「フライ・アウェイ・フロム・ヒア(Fly Away From Here)」は、全米103位。ストリングスが入った壮大なバラード。
5曲目「トリップ・ホッピン(Trip Hoppin')」は、ホーンやワウ・ギターがファンキーに彩るロック・ナンバー。
6曲目「サンシャイン(Sunshine)」は、全米ロック・チャート23位。これも、ポップ・ロック。間奏部からちょっとサイケデリックな雰囲気も。
7曲目「アンダー・マイ・スキン(Under My Skin)」は、混沌とした雰囲気のデジタル・ロック・ナンバー。バック・ボーカルで、チェルシー・タイラー(スティーヴン・タイラーの娘)が参加。
8曲目「ラヴ・ライズ(Luv Lies)」は、メルヘンチックなロッカバラード。
9曲目「アウタ・ユア・ヘッド(Outta Your Head)」は、ラップが炸裂するファンキーなロック。地を這うようなベース・ラインは、迫力があります。
10曲目「ドロップ・デッド・ゴージャス(Drop Dead Gorgeous)」は、ジョー・ペリーの機械的に変声したボーカルによる、デジタル・ロック。
11曲目「ライト・インサイド(Light Inside)」は、ハイテンションかつアップテンポの、これまたデジタルな雰囲気のロック・ナンバー。
12曲目「アヴァント・ガーデン(Avant Garden)」は、コーラス等随所にビートルズの影響が感じられるポップ・ナンバー。
13曲目「ウォント・レット・ユー・ダウン(Won't Let You Down)」は、日本盤ボーナス・トラック。軽快なロック・ナンバー。
14曲目「ミス・ア・シング(I Don't Want to Miss a Thing)」は、全米1位・全英4位。ダイアン・ウォーレンの作詞作曲。映画「アルマゲドン」主題歌。日本盤ボーナス・トラック。エアロスミスにとって、シングルでは初の全米1位となります。
14曲目終了後、しばらくブランクがあった後に、隠しトラックとして7曲目のリプライズが収録されております。その最後に、アルマゲドン主演のリヴ・タイラー(スティーヴン・タイラーの娘)のWhisper(溜息)が聞こえます。

 

随分、デジタル&ポップな雰囲気に変貌したと思います。やっぱり、昔からのファンには違和感が残ったでしょうね。
僕は、これはこれで良いと思いますが…。
ちなみに、GWにDVDを借りて、映画「アルマゲドン」を初めて見ました。映画の主人公は死なないと思ったら、この映画は死んでしまいました。ダイ・ハードでは死ななかったのにな。下のPVは、映画のシーンを上手く使っています。

 

Youtubeで「ミス・ア・シング(I Don't Want to Miss a Thing)」のPV映像を見つけたので、ご紹介しましょう。

 

 

同じくYoutubeの「ジェイディッド(Jaded)」のPV映像です。

 

 

同じくYoutubeの「フライ・アウェイ・フロム・ヒア(Fly Away From Here)」のPV映像です。

 

 

同じくYoutubeの「サンシャイン(Sunshine)」のPV映像です。

 

 

同じくYoutubeの「ジャスト・プッシュ・プレイ(Just Push Play)」のライヴ映像です。