「レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)」の69年1月発表、1st「レッド・ツェッペリン I(Led Zeppelin)」を聴きました。

僕が持っているのは、14年発売の国内盤デラックス・エディション、2枚組、14年リマスター。

レッドツェッペリン1-1
(ジャケット表)

レッドツェッペリン1-2
(ジャケット裏)

レッドツェッペリン1-3

レッドツェッペリン1-4
(ジャケット内側)
見開き6面。

レッドツェッペリン1-5

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レッドツェッペリン1-11

レッドツェッペリン1-12

レッドツェッペリン1-13
(ブックレット)

レッドツェッペリン1-14
(帯表裏)

少し前に、ベスト盤「マザーシップ~レッド・ツェッペリン・ベスト(Mothership)」を聴きましたが、久しぶりにオリジナル・アルバムを順に聞き直そうと思います。

実は、14年と15年に再発された最新のリマスター・シリーズは、結局最初の5作しか買わなかったので、これを機に持っていない残りの作品も揃えるつもりです。

レッド・ツェッペリンは、ジミー・ペイジ(ギター)、ロバート・プラント(ボーカル)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース、キーボード)、ジョン・ボーナム(ドラムス)の4人組。

このアルバムは、1作目(全英6位・全米10位)。
以前書いたブログはこちらです。

1曲目「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ(Good Times Bad Times)」は、全米80位。一撃のギターにハイハットとカウベルで始まるイントロからゾクゾクする名曲。一瞬のためがあってから爆発するギター・ソロも最高です。
2曲目「ゴナ・リーヴ・ユー(Babe I'm Gonna Leave You)」は、アルペジオのアコースティック・ギターによる静のパートから、ボーナムの力強いドラミングによる動のパートへと変化するドラマチックな曲。
3曲目「ユー・シュック・ミー(You Shook Me)」は、マディ・ウォーターズのブルース・ナンバーのカバー。キーボード・ソロはジョーンズ。ハーモニカ・ソロはプラント。終盤の歌とギターが呼応しながら絡むところはエロティックです。
4曲目「幻惑されて(Dazed and Confused)」は、アメリカのフォーク・シンガー、ジェイク・ホームズの作品を改作し、ヤードバーズ時代にも演奏されていた曲。前曲から切れ目なく始まり、邦題通り幻想的な雰囲気のブルースロックながら、途中でテンポアップしハードロックに転ずるパートがあるなど、凝った構成が特徴的です。
5曲目「時が来たりて(Your Time is Gonna Come)」は、冒頭のジョーンズによるクラシカルなハモンド・オルガンで荘厳に始まり、ボンゾのドカスカ叩き付けるようなドラミングも強烈なインパクトを残す曲。
6曲目「ブラック・マウンテン・サイド(Black Mountain Side)」は、5曲目のフェイドアウトに被って始まるアコースティック・インスト。ゲストによるタブラがアラブっぽい雰囲気を醸し出します。
7曲目「コミュニケイション・ブレイクダウン(Communication Breakdown)」は、1曲目のシングルB面。イントロの短いギター・リフからして、泣く子も黙らせる名曲。もっと長い曲と思っていたら、わずか2分半の短い曲で、その中にぎっしりハードロックのエッセンスを詰め込んだ感じがします。
8曲目「君から離れられない(I Can't Quit You Baby)」は、ウィリー・ディクスン作のブルース・ナンバーのカバー。
9曲目「ハウ・メニー・モア・タイムズ(How Many More Times)」は、8分半に及ぶ組曲風の大作。最初は軽やかにスウィングして始まり、そのままロック・スウィング調に移行。中盤はギター・ソロが幾重にも重なり、幻想的な展開を見せますが、終盤は後の「移民の歌(Immigrant Song)」に通じるリフを繰り返しながら、冒頭に戻って大団円を迎えます。

デラックス・エディション目玉のDisc2は、パリ、オリンピア劇場で行われた69年10月10日の未発表ライヴ。
モノラル録音ながら、当時のライヴの雰囲気がよく伝わって来ます。
2ndアルバム発売の直前のライヴだけに、同アルバム収録の「ハートブレイカー(Heartbreaker)」と「モビー・ディック(Moby Dick)」の2曲も演奏しています。
結局、1stを除く他のアルバムのデラックス・エディションは、別ミックスやアウトテイクだったため、デラックス・エディションを買ったのはこのアルバムだけです。

Youtubeで「コミュニケイション・ブレイクダウン(Communication Breakdown)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeで見つけた「幻惑されて(Dazed and Confused)」のライヴ映像です。



同じくYoutubeで見つけた「ハウ・メニー・モア・タイムズ(How Many More Times)」のライヴ映像です。