「ジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship)」の81年4月発表、6th「モダン・タイムス(Modern Times)」を聴きました。

僕が持っているのは、08年発売の紙ジャケット、08年リマスター。

ジェファーソン・スターシップ6-1
(ジャケット表)
米国初回盤LPジャケットを再現。微妙なセンスのジャケット・デザイン。何でしょうかね?この怪しい女性は…。

ジェファーソン・スターシップ6-2
(ジャケット裏)

ジェファーソン・スターシップ6-3
(ジャケット内側)

ジェファーソン・スターシップ6-4

ジェファーソン・スターシップ6-5
(内袋表裏)

ジェファーソン・スターシップ6-6
(帯表裏)

このアルバムは、80年代に入った最初の1枚で、通算6作目(全米26位)。
プロデューサーは、前作「フリーダム・ポイント・ゼロ(Freedom At Point Zero)」も手掛けたロン・ネヴィソンとマイケル・クリンク。

この時点の正式メンバーは、前作と変わらず、ポール・カントナー(リズム・ギター&ボーカル)、クレイグ・チャキーソ(リード・ギター)、ピート・シアーズ(ベース&キーボード)、ディヴィッド・フライバーグ(ボーカル、キーボード&ベース)、ミッキー・トーマス(ボーカル)、エインズレー・ダンバー(ドラムス)の6名。
ただし、今作の大きな目玉は、レコーディング終盤に再加入した、グレイス・スリックが5曲に参加している点です。

1曲目「ファインドユア・ウェイ・バック(Find Your Way Back)」は、全米29位。トーマスのハイトーン・ボーカルを活かしたハードロック・ナンバー。
2曲目「ストレンジャー(Stranger)」は、全米48位。グレイス・スリックとトーマスとのデュエット。ドンパン言うドラムと目立つベース、チャキーソのギターも印象的な曲。
4曲目「セイヴ・ユア・ラヴ(Save Your Love)」は、全米104位。終盤のチャキーソのギター・ソロが圧巻。
5曲目「モダン・タイムス(Modern Times)」は、短い曲ながら、合唱スタイルでぐいぐい迫ります。
7曲目「フリー(Free)」は、エッジの効いたギターによる純粋なハードロック・ナンバー。
8曲目「エイリアン(Alien)」は、SF映画のテーマのようなイントロで始まるドラマチックな曲。この曲は、スリックのバック・ボーカルもよく聴こえます。終盤の「エイリアン」を連呼するコーラスがちょっと不気味。
9曲目「ステアウェイ・トゥ・クリーヴランド(Stairway To Cleveland(We Do What We Want))」は、ハイテンポなロックン・ロール。マスコミやファンに向けた「俺たちゃ好きにさせて貰うぜ」と言う挑戦的な歌詞と、「どっちみち、ロクな曲も書けやしない」と言う自虐的な歌詞が面白いです。曲の終りは、疑似ライヴ仕立て。

グレイス・スリックは、今作では2曲目のデュエットのほか、4曲でバック・ボーカルのみの参加に留まっていますが、次作からは完全復帰。ミッキー・トーマスとの掛け合いボーカルと言う、後のスターシップにも引き継がれる形が確立します。

Youtubeで「ファインドユア・ウェイ・バック(Find Your Way Back)」のPV映像とライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。
ジャケットの怪しい女性は、PVにも登場。





同じくYoutubeの「ストレンジャー(Stranger)」のPV映像とライヴ映像です。
PVやライヴでは、カントナーがキーボード、フライバーグがベース、シアーズとチャキーソがツイン・リード・ギターを担当しているようです。





同じくYoutubeの「ステアウェイ・トゥ・クリーヴランド(Stairway To Cleveland(We Do What We Want))」のライヴ映像です。



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