「ジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship)」の76年6月発表、3rd「スピットファイア(Spitfire)」を聴きました。

僕が持っているのは、08年発売の紙ジャケット、08年リマスター。

ジェファーソン・スターシップ3-1
(ジャケット表)
米国初回盤LPジャケットを再現。イラストを手掛けたのは、長岡秀星。

ジェファーソン・スターシップ3-2
(ジャケット裏)

ジェファーソン・スターシップ3-3

ジェファーソン・スターシップ3-4
(内袋表裏)

ジェファーソン・スターシップ3-5
(帯表裏)

ジェファーソン・エアプレイン解散後、新たに結成されたジェファーソン・スターシップの3作目(全米3位・全英30位)。
全米1位に輝いた「レッド・オクトパス(Red Octopus)」発表後、パパ・ジョン・クリーチ(エレクトリック・バイオリン)が脱退。

この時点のメンバーは、ポール・カントナー(リズム・ギター&ボーカル)、グレイス・スリック(ボーカル&ピアノ)、マーティン・バリン(ボーカル)、クレイグ・チャキーソ(リード・ギター)、ピート・シアーズ(ベース&キーボード)、ディヴィッド・フライバーグ(ボーカル、キーボード&ベース)、ジョン・バーベイタ(ドラムス)の7人。

1曲目「クルージン(Cruisin)」は、珍しい外部ライターによる曲。冒頭や途中で笑い声や合いの手が入り、ライヴっぽい作りになっているファンキーなロック・ナンバー。
2曲目「ダンス・ウィズ・ザ・ドラゴン(Dance with the Dragon)」は、カントナーお得意の合唱タイプのロックン・ロール。テンポの良い曲ですが、終盤スローダウンします。
3曲目「ホット・ウォーター(Hot Water)」は、シアーズによるベースの演奏から始まり、刺激的なスリックのボーカルが魅力的な曲。
4曲目「セント・チャールズ(St. Charles)」は、全米64位。チャキーソの超絶ギター・ソロが堪能できます。
5曲目「ソング・トゥ・ザ・サン:オザイマンダイアス~ドント・レット・イット・レイン(Song to the Sun: Part I: Ozymandias / Part II: Don't Let It Rain)」は、組曲。途中で子供の声が入ったりしますが、後者の作詞者(共作)チャイナ・カントナーは、当時5歳だったカントナーとスリックの娘。
6曲目「ウィズ・ユア・ラヴ(With Your Love)」は、全米12位。バリンらしい、ソフト&メロウなAORナンバー。
7曲目「スイッチブレイド(Switchblade)」は、冒頭ストリングスで始まる、スリックが歌うラヴ・ソング。終盤は、シアーズによるモーグ・シンセサイザーが印象的です。
8曲目「ビッグ・シティ(Big City)」は、バーベイタが歌うロックン・ロール。
9曲目「ラヴ・ラヴリー・ラヴ(Love Lovely Love)」は、バリンが歌うソウル・ナンバー。これも外部ライターの作品で、次作以降このパターンが定着するようです。

クリーチの脱退で、独特のバイオリンが聴けなくなったのは残念ですが、その分チャキーソやシアーズが頑張ってます。

Youtubeで「ウィズ・ユア・ラヴ(With Your Love)」の音源を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeの「セント・チャールズ(St. Charles)」のPV映像です。



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