「ジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship)」の74年10月発表、1st「ドラゴン・フライ(Dragon Fly)」を聴きました。

僕が持っているのは、08年発売の紙ジャケット、08年リマスター。

ジェファーソン・スターシップ1-1
(ジャケット表)
米国初回盤LPジャケットを再現。

ジェファーソン・スターシップ1-2
(ジャケット裏)

ジェファーソン・スターシップ1-3

ジェファーソン・スターシップ1-4
(内袋表裏)

ジェファーソン・スターシップ1-5
(帯表裏)

ジェファーソン・スターシップは、ジェファーソン・エアプレインの解散後、メンバーのポール・カントナーが結成したバンド。
元々は、ポール・カントナー&ジェファーソン・スターシップと言う名称で、ポール・カントナーがソロ・アルバムを発表したり、グレイス・スリックのソロ・ツアーをサポートする中で発展的に誕生したようです。
このアルバムは、その1作目(全米11位)。
この時点のメンバーは、ポール・カントナー(リズム・ギター&ボーカル)、グレイス・スリック(ボーカル&ピアノ)、クレイグ・チャキーソ(リード・ギター)、ピート・シアーズ(ベース&キーボード)、ディヴィッド・フライバーグ(ボーカル、キーボード&ベース)、パパ・ジョン・クリーチ(エレクトリック・バイオリン)、ジョン・バーベイタ(ドラムス)の7人。

1曲目「吠えろタイガー(Ride the Tiger)」は、全米84位。チャキーソのハードエッジなギターが迫るハードロック・ナンバー。
2曲目「希望の証し(That’s for Sure)」は、美しいピアノ・ソロから始まる合唱スタイルの曲。
3曲目「若くあれ君たち(Be Young You)」は、ピアノとバイオリンに、スリックの情感的なボーカルが絡む曲。
4曲目「キャロライン(Caroline)」は、マーティン・バリン(ボーカル)がゲストで参加。最初は単純な甘いバラードだと思いましたが、そこから徐々に盛り上がって行く、意外や複雑な構成を持ったハードなナンバー。やはり、バリンは歌が上手く、バンドの魅力が一気に増します。だから、放っておく手はないですよね。次作で正式加入します。
7曲目「明日に向かって飛べ(All Fly Away)」は、チャキーソのめくるめくような変貌自在のギターが最高。この曲は気に入りました。
8曲目「ハイパードライヴ(Hyperdrive)」は、ドラマチックに展開する曲。感動的なエンディングと思いきや、そこから再び曲が始まる構成が素晴らしいです。

このアルバムは、完成度が高いですね。
ジェファーソン・エアプレイン時代の混沌とした作風から、70年代らしい明快な作風にうまく切り替えが出来たと思います。
特に、新加入のクレイグ・チャキーソ(当時まだ20歳)が弾くギターは、バンドの目指す方向性(シャープでダイナミックなロック・サウンド)に合致している気がします。

Youtubeで「吠えろタイガー(Ride the Tiger)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



同じくYoutubeの「キャロライン(Caroline)」の音源です。



同じくYoutubeの「明日に向かって飛べ(All Fly Away)」の音源です。



同じくYoutubeの「ハイパードライヴ(Hyperdrive)」の音源です。



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