今日は「スティクス(Styx)」の74年11月発表、4th「ミラクルズ(Man Of Miracles)」を聴きました。

僕が持っているのは、16年発売の紙ジャケット、16年リマスター。

スティクス4-1
(ジャケット表)
米国初回盤LP、日本初回盤LP帯を再現。

スティクス4-2
(帯を外したジャケット表)
アメリカのバンドらしからぬ神秘的なデザイン。

スティクス4-3
(ジャケット裏)

スティクスの初期のアルバム(1stから4thまで)が紙ジャケットで発売されました。
このアルバムは、4作目(全米154位)。
この後、A&Mレコードに移籍するため、ウッデン・ニッケルと言うレーベルでの最終作になります。

この当時のメンバーは、デニス・デ・ヤング(キーボード&ボーカル)、ジェイムズ・ヤング(ギター&ボーカル)、チャック・パノッツォ(ベース)、ジョン・パノッツォ(ドラムス)、ジョン・クルリュウスキ(ギター&ボーカル)の5名。

1曲目「ロックン・ロール・フィーリング(Rock & Roll Feeling)」は、タイトル通りのハードロック・ナンバー。
2曲目「ハヴィン・ア・ボール(Havin' a Ball)」も、勢いのあるロックン・ロール。この2曲は、ハード・ロック志向のジェイムズとクルリュウスキの共作。
3曲目「ゴールデン・ラーク(Golden Lark)」は、デニスによる、ストリングスが加わったメロディアスな曲。
4曲目「ア・ソング・フォー・スザンヌ(A Song for Suzanne)」は、前曲の終わりから冒頭にかけて続く、雷鳴と雨音の効果音が幻想的な雰囲気を感じさせます。その後はドラマチックに展開するプログレ志向の曲。
6曲目「ライズ(Lies)」は、アルバムのセカンド・プレスから収録された曲。初回盤には1stアルバム収録の「ベスト・シング(Best Thing)」が収録されていたため、ジャケット(初回盤を再現)裏面には「ベスト・シング」と記載されており、このCDでは収録内容と表記が食い違っています。
8曲目「サザーン・ウーマン(Southern Woman)」は、ブリティッシュ風ハード・ロック。

デニスの作品は、全10曲中、共作も含めて6曲。それに対して、クルリュウスキの作品は、共作も含めて2曲止まり。
プログレ、メロディアスなバラードを得意とする、デニスのカラーが前面に出てきた感じがします。
その分、クルリュウスキ主導のハードロック路線は後退し、後の脱退につながって行きます。

10月に、5th以降の作品が最新リマスター、紙ジャケットで再発されることになりました。購入したら、また順次聴いて行こうと思います。

Youtubeで「ゴールデン・ラーク(Golden Lark)」と「ア・ソング・フォー・スザンヌ(A Song for Suzanne)」の音源を見つけたので、ご紹介しましょう。



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