今日は「スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & The Family Stone)」の74年発表、7th「スモール・トーク(Small Talk)」を聴きました。

僕が持っているのは、07年発売の紙ジャケット、07年リマスター、ボートラ4曲付。

スライ&Fストーン7-1
(ジャケット表)
米国オリジナル盤を再現。日本盤LP帯再現。

スライ&Fストーン7-2
(帯を外したジャケット表)
スライ、キャスリーン(キャシー)・シルヴァと愛息。

スライ&Fストーン7-3
(ジャケット裏)

スライ&Fストーン7-4
(内袋)
カンパニー・スリーブ。

スライ&Fストーン7-5
(歌詞カードの写真)

スライ&Fストーン7-6

スライ&Fストーン7-7
(米盤ブックレットの写真)

スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、スライ・ストーン(ボーカル&キーボード)を中心としたファンクロック・バンド。
バンド名に「ファミリー」と入っているのは、スライの弟のフレディ・ストーン(ボーカル&ギター)、妹のロージー・ストーン(ボーカル&キーボード)、いとこのラリー・グラハム(ボーカル&ベース)らによって結成されたからでしょう。黒人と白人の混成バンドと言うのも、当時は珍しかったようです。

7作目(全米15位)。
またもやメンバー・チェンジがあり、ビル・ローダン(ドラムス)とシド・ペイジ(ヴァイオリン)が加入。
また、リトル・シスターが解散し、末妹のヴェット・ステュワートがキーボード&ボーカルで参加しています。
この作品の後、ソロ名義の作品を挟んで、再びバンド名義でも出しますが、スライとシンシア・ロビンソン(トランペット)以外はメンバーが総入れ替えとなるので、事実上、このアルバムがバンドの最終作と言えるでしょう。

1曲目「スモール・トーク(Small Talk)」は、愛息の泣き声と母親キャスリーンの笑い声を全面的にフィーチャーしたジャム・セッション風の曲。
2曲目「セイ・ユー・ウィル(Say You Will)」は、ゴスペル調の曲。
4曲目「タイム・フォー・リヴィン(Time for Livin')」は、全米32位。スライのリード・ボーカルとロージー&ヴェットのバック・コーラスがバランス良くまとまっていると思います。終盤はヴァイオリンも目立っています。
6曲目「ルース・ブーティ(Loose Booty)」は、全米84位。昔のスライ&ザ・ファミリー・ストーンを思い出させるファンキーな曲で、マイク・リレーも復活。「ねんねこ」って聴こえるコーラスが耳に残ります。
8曲目「ウィッシュフル・シンキン(Wishful Thinkin')」は、プリンスっぽいスロー・バラード。
9曲目「ベター・ジー・ザン・ミー(Better Thee Than Me)」は、スライのボーカルとバック・コーラス、キーボード、ベースがうまく持ち味を出しながら、ジャムっぽい演奏を繰り広げます。
10曲目「リヴィン・ホワイル・アイム・リヴィン(Livin' While I'm Livin')」は、アップテンポで乗りの良い曲。
11曲目「ディス・イズ・ラヴ(This Is Love)」は、ピアノとストリングスに美しいコーラスが絡む曲。

ボートラは、別ヴァージョンや未発表のインスト曲。

Youtubeで「ルース・ブーティ(Loose Booty)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。



スモール・トーク(紙ジャケット仕様)/スライ&ザ・ファミリー・ストーン

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