今日は「中島みゆき」の86年11月発表、14th「36.5℃」を聴きました。

僕が持っているのは、キャニオン・レコードによる初回盤(オリジナル・マスター)。

中島みゆき14-1
(ジャケット表)
甲斐よしひろと中島みゆきの手の写真。

中島みゆき14-2
(ブックレット裏)

中島みゆき14-3

中島みゆき14-4
(ブックレット写真)

aiko以前は、中島みゆきのファンでした。2000年代半ばくらいまでのアルバム(CD)は、ほぼ全部揃っています。また、ライヴや夜会にも行ったことがあります。それぞれ1回ずつですが…。
最近は、昔の作品も含めて全く聴くことはなかったのですが、何となく久しぶりに聴きたくなったので、順に聴いています。歴史があるので、まだまだゴールは先ですけど…。

実は、通販限定でリマスター盤(10枚組Boxセット)が発売されておりますが、値段が高いので購入していません。
このアルバムは、N.Y.のパワー・ステーション・スタジオでラリー・アレキサンダーと言うエンジニアがミキシングを行っており、本来音が良い作品のはずです。
ただ、予想していたのより、あまり良くありませんでした。
あくまでも、僕の環境(ウォークマン)による感想ですが、恐らくリマスター効果が一番見込める作品かもしれませんね。
とは言え、値段が値段なので、買い直す予定はありませんけど。

14作目(オリコン2位)。
甲斐よしひろのプロデュース(一部、みゆきもプロデュース)。
本人が「ご乱心の時代」とか言っている通り、確かに今聴けば、みゆきとしては異色のサウンド・アレンジによる作品だと思いますが、当時は甲斐バンドのN.Y.三部作に通じるモダンな作品として、十分楽しめた思い出が残っています。
80年代のみゆきは本当によく聴いたので、このアルバムも各曲メロディが自然と頭の中に流れてくるぐらい覚えていますね。

1曲目「あたいの夏休み」は、オリコン14位。ただし、シングルとはミックス違い。スティービー・ワンダーがシンセを担当。
2曲目「最悪」は、イントロからパワー全開のヘビー・チューン。
3曲目「F.O.」のタイトルは、フェイドアウトの略。男女でフェイドアウトとカットアウトと対比させた歌詞が印象的です。
4曲目「毒をんな」は、歌詞もメロディもアレンジも、印象に残る曲。
5曲目「シーサイド・コーポラス」は、みゆきが弾き語りで歌うものの、1番で終わってしまう短い曲。2番まで歌う完全版はシングル「やまねこ」のB面に収録。
6曲目「やまねこ」は、アルバム発表後シングル・カットされ、オリコン43位。
8曲目「見返り美人」は、オリコン18位。これも、シングルとは別ヴァージョン。
9曲目「白鳥の歌が聴こえる」は、昔のみゆきを感じさせる曲。ただし、アレンジはシンセを強調したものです。


36.5℃/中島みゆき

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