今日は「ドゥービー・ブラザーズ(The Doobie Brothers)」の80年発表、9th「ワン・ステップ・クローサー(One Step Closer)」を聴きました。

僕が持っているのは、09年発売の紙ジャケット、最新リマスター。

Dブラザーズ9-1
(ジャケット表)
米国初回盤ジャケットを忠実に再現。日本盤LPの再現帯付。

Dブラザーズ9-2
(帯を外したジャケット表)

Dブラザーズ9-3
(ジャケット裏)

Dブラザーズ9-4

Dブラザーズ9-5
(内袋表裏)

ドゥービー・ブラザーズは、アメリカのサンノゼで結成され、イーグルスと並んでウエスト・コースト・ロックを代表するバンドです。

9作目(全米3位)。プロデューサーは、毎度お馴染みのテッド・テンプルマン。
ジョン・ハートマン(ドラムス)、ジェフ・バクスター(ギター)が前作発表後の日本公演を最後に脱退し、新たにチェット・マクラッケン(ドラムス)、ジョン・マクフィー(ギター)、コーネリアス・パンパス(サックス&オルガン)が参加して制作されました。
今作発表後の82年にバンドは一旦解散するので、オリジナル・ドゥービー(もっとも、純粋にそう呼べるのは、もはやパトリック・シモンズだけですが…)としてはラスト作となります。

内容としては、またもやマクドナルドによるR&Bやジャズの路線を展開した作品となっています。
特に、マクドナルド加入後でも最低1曲はあった、初期を思わせるドライヴ感のある曲は皆無です。
今回は、シモンズも全く目立ちません。そういう意味では物足りませんが、新たな試みも見受けられます。
例えば、4曲目「サンキュー・ラヴ(Thank You Love)」は、新加入のコーネリアス・パンパス作のパーカッシヴなラテン風の曲。途中、ジャズっぽいアプローチも見られます。
もはや、ドゥービーらしさは全く失われ、初期のサウンドは幻想と言った趣きですが、結局この路線も音楽的に煮詰まって、解散に至ったと思います。

2曲目「リアル・ラヴ(Real Love)」は、全米5位。
5曲目「ワン・ステップ・クローサー(One Step Closer)」は、全米24位。
6曲目「キープ・ディス・トレイン・ローリン(Keep This Train A-Rollin')」は、全米62位。

Youtubeで「リアル・ラヴ(Real Love)」のライヴ映像を見つけたので、ご紹介しましょう。




同じくYoutubeで見つけた「キープ・ディス・トレイン・ローリン(Keep This Train A-Rollin')」のライヴ映像です。



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