10年に1度の寒波到来。大雪で交通手段にトラブルがあったり、電車に何時間も閉じ込められる人がいたり、「不要不急以外は外出しないように」と言われても外出しなくちゃいけない人や、休むことができない人が大勢いるんだなあなど、「寒波」もひとごとのように思っていたのですが、ひとごとではありませんでした!!


朝から晴天。でも、室外の水ためなどは氷が張っており、ファンヒーターをつけても室温は9度という寒さ!!

午後、台所に立つと、どこからかシャンシャンと清流のような音が聞こえてきました。


外に出ると、台所の向かいにある外風呂の給湯器の下から水が吹き出て、噴水のようになっているでさありませんか!!!???


生まれて初めての水道管破裂体験。

狼狽(うろたえ)ました。

水がシャーシャーと吹き出す様は美しくもありましたが、夕方まであと数時間。そのままにしておくわけにはいきません。


そこで、まず、市役所の水道局に電話。

水道メーターの外なら水道局が直しに来るが、メーター内(つまり敷地内)であれば民間業者に頼むしかないといいます。

そこて、水道メーターの場所がわかる場所にまわしてもらい、メーターを確認することに。


予想どおり、当たり前ですが、水道管が破裂したのは敷地内なので、水道の元栓を閉めれば水が止まります。しかし、家の中では断水になるので、トイレが使用できないという大問題!

しかし、とにかく元栓をしめないことには!!


たまたま犬の散歩中のイトコを捕まえて、元栓を閉めてもらったのですが、そのとき、隣家でなにやらザワザワと音がしました。

見にいくと、給湯器自体から水が溢れていて、付近が沼になりかけています!!

お留守のようなので、こちらも元栓を見つけて、イトコに閉めてもらいました。


そのお宅は、ある会社の外国人労働者のシェアハウスになっているのを知っていたので、その会社の電話番号を調べて事態を報告。

その会社は建築関係の仕事をしているので、業者に頼むならうちも一緒にお願いしたいと申し出ているところに、母がデイから戻ってきました。

外国人労働者の方たちはいまは帰国しているとのこと。でも、業者をあたってくださったのですが、軒並みつながらなかったり、断られたり。

まるでコロナのパンデミックのような???

ちょっと慌てました。


その会社の方が、水道局に電話をして、私が聞いたことと同じことをおさらい。

● 水道メーターの外なら水道局がすぐに行くが、敷地内なら民間業者に頼んでください

● 民間業者がわからないときは、水道業会?に電話して、業者を紹介してもらってください

● 結果は水道局に報告してください


結局、そちらの会社が業者さんを探してくれて、連絡がとれたので、一緒にうちも見てもらえるということになりました。


母は「トイレ、使えないのー?」と騒ぎ始めているので「ポータブル使って」と言いながらも、私自身、トイレはどうしよう問題。

幸い、ご飯の用意はほぼしてあったものの、洗い物ができない?

ちょっと不安です。

しかし、ご飯よりもトイレです。

夜中に行きたくなったらどうしよう。


宇和島や周防大島や神戸や東北や、そのほかの地域で断水したとき、みんな、さぞかし大変だったろうと、我が身に起きて改めて大変さを感じました。(宇和島などは夏の猛暑のときに1ヶ月も断水していたのでした)


ありがたいことに、ほどなくして業者さんが来てもらえることになりました。

業者さんに現場を見てもらい、隣家の大家さん(ご近所です)のお宅に行き、家作の水道が大変なことになっているので元栓を止めたことを説明に。

隣家は水栓を開けて確認したところ、どうやら温水器?の機械のなかで水道管が壊れたようで、「これは水道工事じゃなくて、温水機メーカーの修理か、もし古いものであれば買い替えになるかもしれませんね」などと隣家の大家さんに説明していました。


そして、我が家。

我が家の水道管はかなり錆びていたので、交換してもらうお願いをして、ひとまずそこの部分だけ水を止めてもらうようにしました。


噴水発見から約3時間後に事態終結。トイレも台所もお風呂も心配せずに使えるようになりました。


災害というほどのことではありませんが、こんな小さなことでもふだんあたりまえにしていたことができなくなるという経験。


慌てずに冷静に行動しよう、と頭では思っていても、かなり慌てました。

噴水状態の写真も撮影し忘れました(隣家のは撮影したのに!)


災害はいつ起きるかわからない。

どんなことでもひとごととは思わずに「いざというとき」にどうしたらいいか、危機管理、防災管理をしておくべきだと実感しました。


まだまだ寒さが続くようです。みなさんもお気をつけて。