早いもので、残すところ、2021年もあとひと月になりました。

コロナで、それまでの生活が一変して、大変なことや悲しいこともありましたが、新しい生活スタイルが始まるきっかけにもなりました。

私はといえば、仕事以上に、高齢の母との関わりが増え、そのおかげで地域の方々(みなさんご高齢)との交流もできるようになりました。


都内で暮らしていると、コンビニもスーパーも飲食店もあるし、私の場合は近所に妹一家がいることもあり、食事を作る機会がだんだんなくなっていて、食事を作るよりも夕方以降のタイムセールを狙うと、お弁当でもお惣菜でも、割引で買える。それが当たり前の生活です。


一方、田舎は、コンビニまでは1キロくらい。

買い物はバスで15分くらいかかるので、お弁当やお惣菜を割引で買うこともままならず、家で自炊となります。

うちの実家は「田舎」といっても農村ではないので農家に囲まれているというわけでもないので、食料は通常はスーパーなどでまとめ買いします。


コロナ禍の今年2月からは、毎月小さなマルシェを始めたのは、ご近所のみなさんにちょっとした旬の美味しいものなどを食べていただきたいという気持ちから。

知り合いの農家さんや道の駅などにご協力いただいてしるほか、移動販売のお豆腐屋さん、先月あたりからは焼き立ての生食パンやキルギスの蜂蜜、ドッグソープ(これは食べ物ではありません)なども販売していただくようになり、12月からは念願の「お弁当」販売も始まります。(お弁当屋さんが来てくれます)


そんな活動をしながら、毎日は、雨戸を開けることから始まり、朝食の支度、後片付け、洗濯、(掃除はあまりしない)、昼の支度、後片付け、洗濯取り込み、お三時の支度、後片付け、夕食の支度、後片付け、と、まあ、ほぼ1日中炊事と洗濯があります。


なので、リモートワークといっても、2.3時間ずつ、集中して仕事をすることになり、アメリカとのビジネスが始まったいまは時差もあるので、夜9時すぎから夜中の3時くらいまでがワークタイムになったりしています。


しかし、そんな時間帯に仕事をしていることを黙って見ている母ではなく、心配もあり、いちいちやることに干渉してきます。


来年からは仕事がさらに忙しくなることも考えると、母の相手ばかりもしていられないので、ケアマネさんと相談して、12月からはデイサービスに週2回行ってもらうことにしました。

そのほか、病院の付き添いなどもなるべくお願いできるようにとか、相談を重ねていますが、なんだか非常に心苦しいのです。

食事は母がいてもいなくてもしなくてはいけないことだし、寝たきりとか痴呆症とかではないわけですから「家族の負担」といってもそんなに大きくはないのではないかと自問自答します。


私にとって、何が負担か。


確かに、食事の支度や後片付けは時間を撮られますが、それが負担かというと、どうなんだろう。

めんどくさいけれど、できないことではないし。

自分はスーパーのタイムセールのお弁当を食べることに抵抗ないのに、母ができあいの高齢者弁当を配達してもらうことには後ろめたさを感じてしまいます。

私が作ればいいだけなんじゃないの、って。


家族がやらなくちゃいけないことと、

やれること、できること。

でも、やりたくないこと、やれないこと。


整理して考えるべきですけれど、

なかなかキッパリと割り切ることができません。


私が頑張ればいいだけじゃないか、とか、

私が親に自分の時間を使うことは親が私に使ってくれた時間をお返しするだけのことじゃないか、とか。


でも、いまはまだ大丈夫でも、これからさらに親もこちらも年を重ねていくことを考えて、ケアのスタイルを作っていかなくてはいけないと考えています。


年末のブラックフライデー(って何?)で、Amazon ECOが安くなっているので買おうと思っています。

Twitterでフォローさせていただいている女性で、高齢のお母さんを遠隔介護している方がいて、いつもとても参考にさせていただいています。


来年、私はいきなり、ものすごく忙しくなります。大きな仕事を手がけることになるからです。

でも、そのときに、自分の生活、親の暮らしも切り捨てるのではなく、バランスをとってできるように考えていこうと思っています。


「負担」ではなく、

「義務」でもなく、

楽しみや充実になるように。


DXも役にたちますように。