その昔、山形に毎月仕事で行っていたときのこと。春先だったので、会議室から見える土手にたくさんの「ふきのとう」が生えていて、それが気になって気になって気になって。

「なんで取らないんですか?」と言っていたら、よほどふきのとう好きと思われたようで、みなさんがコンビニ袋にいっぱい持ってきてくれました。


里山などには自然の恵みがたくさんあり、食べられる山菜、野草には事欠かないのが日本の素晴らしいところでしょう。


実家の里山には、雑草やいろいろな木々がたくさん生えており、手入れをしていない分、無農薬、無肥料の超ナチュラル状態といえそうです。

しかし、雑草といっても下手に食べたりして食中毒になってもいけませんし、手軽に勉強してみようかなと思い、「薬草コーディネーター」の資格を取得しました。


この資格は、園芸協会が行っているだけに、薬草の知識を学ぶというよりは、むしろハーブを活かした庭園づくりを学ぶことができたことが予想外の収穫でした。


しかし、資格を取得したからといって、すぐに知識を活かしたプロ活動ができるというわけではなく、まずは身の回りにある素材を薬草的に使えるかどうかなど、ひとつひとつ試してみようというレベルです。


たとえば。

蜜柑の皮ではなくて、葉っぱをお風呂に入れてみました。



葉っぱを入浴剤として使う例としては、

桃や枇杷などが知られていますが、

蜜柑の葉を乾燥させて入れてみたところです。

効能もさることながら、薬草湯って、いい感じ。

ただし、風呂釜を炒めることもあるので、ご注意を。


ビジネスにするにはいろいろなハードルがありますが、楽しむだけの知識を学ぶこともよいことだと思います。


ただ、個人的に思うこととしては、

薬効や成分などを気にするのであれば、

きちんとしたメーカーが製造したものや、

プロの農家さんや企業が栽培したり加工したものを買うべきだと思います。

科学的データや研究成果などのエビデンスが保証されているし、トラブルなども起きにくいでしょう。


でも、ちょっとした遊び気分で、

里山や庭の草木を楽しめるのは嬉しいこと。

勉強して、魔女に近づいていけたら素敵です。