そろそろパラリンピックも終わりますが、
コロナ禍は収まらず。
飲食店もイベントも、まだまだ先が見えない状況です。
そんななかでもオリパラを強行。
キーワードは「お・も・て・な・し」ということで、
「おもてなし」について考えてみました。
書籍では、リッツカールトンのおもてなしや、
ディズニーのおもてなしなど、
おもてなしの本がたくさんありますが、
今日読んだのは
「サンリオピューロランドの人づくり」という
小巻亜矢さんの本。
帯には「専業主婦から社長へ!」とあります。
なんだかすごそうだなあ。
2年間で黒字体質に変えたポイントとしては、
次のようなことが紹介されています。
① ターゲットを見直す
サンリオ=子供、から、大人女子へ
② 雰囲気を一新
キャラクターの「子供っぽさ」をなくすために、輪郭をなくすなど
③ リアル店舗の特典づくり
ここにしかないオリジナル商品の開発
④ 「屋内」の強みを活かす
天候に左右されないイベントなど
⑤ 働く人たちの相互理解を高める
朝礼や「対話フェス」、アルバイト感謝デーイベントなど
しかし、本を読んで思ったことというのは
素人感覚の大切さ
ということです。
手前みそで恐縮ですが、
私は専門家でも技術者でもありません。
ではいったい何のプロかといえば、
素人のプロ
と答えています。
素人だから不平不満や疑問が出ることってたくさんあります。
でも、それはすべて改善点であり、
素人が見て、一瞬にしてわからなければダメなことって、たくさんありますよね。
小巻さんは、いい意味での「素人の着眼点」で、
従来からの組織にメスを入れていったのだと思われます。
ものごとがうまくいかないときに、
改善や改革に立ち向かうことは大切ですが、
じゃあ、なぜ、どうやって、なにを変えたらいいのかというときには、
頭で考えすぎてはいけませんよね。
サンリオの向かう先は「世界中がなかよく」だそうで、
キティの働きぶりもよく話題になります(笑)
「KAWAII」世界の作り方は、
案外骨太な姉御肌なのかなとも思いました。