六月の雨さだめなき火桶かな 波郷

つい先週くらいまでは猛暑で、もう夏かなと思っていたのに、一転して肌寒い雨降りの週末です。

先週、まだ、猛暑の6月1日(日)は、 池袋芸術劇場コンサートホールで陸上自衛隊中央音楽隊の第142回定期演奏会がありました。

たまたまチケットをいただき、ひとりでのこのこと行ったのですが、結論から言うと「よかった」
それも「すごくよかった!」 ひたすら「よかった」の連発です。


コンサートは、まず国家「君が代」から始まります。
国賓の方々をお招きする際に演奏されるという吹奏楽による「君が代」は、重々しくも華麗で、「ああ、日本の国家はこんなに美しい音楽だったのか」と、短い曲にも関わらず、涙が出るほどの感動を覚えます。
もちろん、客席のオーディエンスは全員起立。これも気持ちいいことです。素晴らしい!

曲目は「戴冠式行進曲」「自由への捧げもの」「天と地をめぐりて」「民衆の祭りのためのコラール」と続きます。

「自由への捧げもの」はレジスタンスの間で愛唱されていた革命歌などであり、また、「民衆の祭りのためのコラール」はフランス革命をテーマにしたものもありパリ警視庁音楽隊によって初演された曲、と、説明にありますが、どれも勇壮な曲です。

休憩をはさみ、ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」、リードの「メキシコの祭り」
「メキシコの祭り」ではサーカスや闘牛、マリアッチの奏でる民謡なども組み込まれ、なんとも楽しいカーニバルのような曲。

そして、アンコールは「ニューメキシコ」の曲で、こちらは騎兵隊やインディアンが登場する、南西部のテイスト満載の曲でした。

吹奏楽というのでしょうか。管楽器と打楽器が多く、迫力があり、聴いているだけで高揚してくる、さすが陸上自衛隊!といったところでしょうか。

自衛隊のすばらしさをまたひとつ教えていただいた1日でした。


陸上自衛隊中央音楽隊 http://www.mod.go.jp/gsdf/central/band.html

陸上自衛隊中央音楽隊は、1951年(昭和26年)6月、陸上自衛隊の前身である警察予備隊の音楽隊として発足し、以来約60年にわたって日本を代表する吹奏楽団として歴史を積み重ねてきた。  
防衛大臣直轄の音楽隊である中央音楽隊は、国賓・公賓の歓迎行事での演奏や国家的行事に数多く参加するとともに、首都圏で開催される定期演奏会及び室内楽演奏会、全国各地へのコンサート・ツアーやオフィス街におけるコンサートの他、日本武道館で行われる自衛隊音楽まつり、陸海空自衛隊合同コンサート、また、21世紀の吹奏楽“響宴”やジャパン・バンド・クリニックへの出演、CD録音など多彩な演奏活動を行っており、全国の陸上自衛隊音楽隊員に対する教育も担当している。
海外での活動も増えており、2002年の韓国国際軍楽祭を皮切りに同国に3度、米国には陸軍軍楽隊の客演指揮や奏者派遣及びミッドウエスト・クリニックへのテューバ・ユーフォニアム・カルテットの出演など、4度の訪問を通して国際交流にも貢献している。
2008年4月、(財)日本音楽教育文化振興会より第18回日本管打・吹奏楽アカデミー賞「演奏部門」を、2009年にはJ.P.スーザ財団より、世界の優れた軍楽隊(コンサート・バンド)に贈呈される「ジョージ S. ハワード大佐顕彰優秀軍楽大賞」を受賞した。




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