現在発売中の、日経ビジネスAssocieの最新号をもって12年間続いた連載を終了しました。12年というのはアソシエ史上、連載の最長記録だそうです。
連載を支えてくれた日経BP初代編集担当の三木さんと、2代目上岡さんには心から感謝しています。
私が32歳で始めた連載も、44歳になって会社の規模も仕事の内容も付き合う人も大きく変わって行きました。そんな中で、一貫してこの連載を通じて伝えてきたのは、「当たり前のことを当たり前にやる」ということです。仕事が混迷してくると、奇抜な意見に耳を貸したくなりますが、現実の仕事で極論がまかり通ることはそう多くありません。
逆に、真っ当なことを真っ当にやることの大切さと難しさを伝えてきたつもりです。
12年もやっていると何度もネタ切れを感じましたが、それでも締め切りが迫ると不思議と新しいネタが湧いてくるものです。それを言葉にすることで私自身も成長することができたと思います。
最終回のテーマは「ダサい会社員になるな」。
ダサい会社員になりたくなかったら「本物」を目指しましょう。「本物とは何か」は自身でみつけるもの。最初から本物の人はいません。
何者でもない人が何者かになっていくのです。
自分自身の12年の軌跡を辿るようなこの連載の最後、若いビジネスマンへのエールとしてこの言葉で締めさせて頂きました。
この連載をまとめる形で「藤田晋の仕事学」「藤田晋の成長論」という2冊の本も出版しています。
藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー
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藤田晋の成長論
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さて、私がやっている連載は残るは「近代麻雀」だけになりました。
↓最新号
不思議と麻雀に例えると仕事の話もクリアになっていくのです。
とはいえ麻雀のことばかりtwitterや755に書いていると仕事していないと勘違いされるので、今度こそブログも頑張ります。