今日も丸一日、原稿を推敲してました。
今回の本の製作過程で、1か月ほど前、

見城さんの原稿を受け取った時に、
自分の長年の疑問が氷解したことがありました。

「縛りがあるから面白い」

というテーマの頁です。
その詳しい内容は本に書きましたが、
それをヒントに役員合宿でモックプランコンテスト
という新しい試みを思いつきました。

先日、社内で事前説明会を開いたところ、

エンジニアやクリエイターを中心に大盛況でした。

渋谷ではたらく社長のアメブロ

モックとは試作品という意味です。

当社では事業プランコンテストのじぎょつくなど、
新規事業を考える機会が数多くありますが、
ずっと悩んでいたのは、出てくる案がどうしても、

大雑把な有望な分野、やるべき事業の紹介など、
浅はかなものになってしまうことです。

インターネットはカバー範囲が非常に広く、
しかも自由度が高すぎて、熟慮して深堀する前に、
分野を絞り込むだけでも大仕事です。

そのことが底の浅いアイデアを量産してしまう
という側面を、我々は見落としていたのです。

有望な事業とかやるべき事業というのは、

それぞれ必ずと言っていいほど、多種多様な
問題を孕んでいます。

アイデアと呼ぶには、その解決策を提示
しなければ意味がありません。
その解決策とは、ネットサービスの場合、

口で説明するより、このようなものだと

目の前で見せてもらうのが一番です。

操作感や画面遷移などのUIが決定打なら、

どういうものか、ユーザーとしてそれを

見なければ何も分からないし、

クリエイティブ勝負の事業であれば、その

クリエイティブがまだ無ければ判断しようがありません。

コンセプトだけを情熱的にプレゼンし、

肝心なところを言葉巧みに誤魔化しても、

最後はユーザーに見抜かれてしまうのです。

モックというのは逃げ場のない、究極の縛り

のようなものです。
そこに言葉や文字による説明は要りません。

百聞はモックに如かず。

渋谷ではたらく社長のアメブロ

・肝心な部分が動作や操作感などでなければ、
実機でなくても構いません。


・見て理解できれば、絵でも手書きでも構いません。


・ほかの事業プランで却下されたものでも構いません。
(むしろ、話だけで見落としたものを見せてほしいです)


モックプランコンテストは、まず社内版を行いますが、

その後5月、6月と学生版、社外人版と立て続けに
3開催する予定です。